もっと産業界で数学使おうよ。文部科学省 数学イノベーション委員会に参加して

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数学Clock 数学Clock

今日は、数学とビジネス、特にマーケティングとの話をしようと思います。みなさん、ご存知のように私達のマーケティングの世界でも多くのデータが取れるようになりました。昔は、会社で取れるデータ、広告の投資金額、商品の出荷数、売上金額のようなものが中心で、例えば製造会社・メーカーでは、どのような人が買ったかというデータは取れませんでした。

それが、最近ではインテージのiSSPのようなパネル・データが整ってきたり、自社でECサイトを展開したり、またはPontaカードのようなロイヤリティー・プログラムを使うことで、購買顧客の分析も行えるようになってきました。

これを、統計的に分析することは多くの企業でアプローチが始まっていますが、もっと数学という世界にもアプローチしても良いのではないでしょうか?

私の手元に、european success stories in industrial mathematics という、本があります。この本、ヨーロッパで、産業界と一緒に行った数学的な研究がまとめられている本です。(この本、日本のアマゾンのこのページで購入できます。)

確かに、多くは科学・工学の事例が多いのですが、中には「Pricing model of Catastrophe Bonds with complete calibration procedure」というページもあり、マーケティングに近い領域でも数学は使われているので。(Linkは、Google Booksのページで、該当のページは読めますよ。)

実は、マーケティングの領域では、多くのソフトが発売されています。MarketingQEDMarketShareUnica, Eloquaなどがそれらで、すべて海外製品です。使いこなせれば良いのですが、日本のマーケティングに対応しているのか。いや、日本が優秀なマーケティングをしているならば、日本からソフトが出てもという気持ちから、今年から文部科学省の数学イノベーション委員会に出席しています。

文部科学省 文部科学省

ここで、花王で取り組んでいる、数学とマーケティングの融合の話をしたり、他の企業の取り組みや、諸外国の数学の取り組みの話を聞くと、日本では大学をはじめとする研究機関と、産業界の交流、そして共同研究が少ないと思います。

iMedia Data Summit 2015@TODAI iMedia Data Summit 2015@TODAI

今年、2度目の開催を迎えたiMedia Data Summitは、開催場所が東京大学ということもあり、アカデミアの先生や学生も参加しました。私が指導している院生も参加してくれましたが、その院生は大きな活躍の可能性を感じてくれました。

問題は、むしろ産業界の方なのかもしれません。もっと、自分たちだけで問題解決を行わず、アカデミアの力も借りる。競争が、グローバル競争になった今、日本の競合関係だけで考えるのではなく、グローバル勝つためのチームづくり、パートナー・シップが求められています。例えば、企業の中で、Data Scientistを育成するときに、例えば統計数理研究所の育成プログラムなど活用しているでしょうか?さまざまな、窓口をアカデミアの方では開けてくれています。

ところで、マーケティングに数学が必要な理由を最後に書きましょう。これからは、ますます「個」客マーケティングになります。さて、このことをいち早く行った金融の世界を考えましょう。個人ごとに提案商品を変える。このために、現在の金融資産の保有状況、その他公的機関から取得できるデータと、本人の希望を元に何千という製品から商品を提案したり、ラッピング信託を展開しています。ここには、多くの金融用の数学が使わています。リスクの予測や、当然収益の予測です。まさに、データ、統計、数学が三位一体になっています。

FinTech FinTech

これから、「お金」以外のマーケティングも「個」客マーケティングになるのであれば、金融と同じ道を通るのでしょう。金融の「リスク」の代わりに、「ロイヤリティー」などを中心にしたマーケティングがメインになるのではないでしょうか。

マス・マーケティングではなくなりつつあるからこそ、多くのシナリオを作り、そのいくつかのターゲットには、金融でATMを使ってサービスを行うように、Automaticにする必要も出てくるのでしょう。そのためには、アルゴリズムやプログラムも必要なり、科学・工学的なアプローチもマーケティングには求められているのです。

(個客マーケティングについては、「個客マーケティングが拓く「企業と顧客の新しい関係」とは ― ニューバランス 鈴木健氏 × エスティローダー 日高千絵氏 ―」も参照のこと)

そんなことを考えると、マーケテイングに数学が必要だと私は強く思い、文部科学省で、アカデミアと産業界の融合に何が必要かを問い続けているのです。(余談ですが、最初の参加の会の議事録に「ぶっちゃけ」という言葉を残してみました。探してみて下さいね)

ぜひ、みなさんの意見も聞かせてください。日本を強くするのも自分の行動から。マーケティングを進化させるのも自分の行動からなので。

NFL 2015 は、DARRELLE REVISは活躍する?アメフトとDataの深い話

New York Jets
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NFL 2015の開幕まで、もう少し(2ヶ月を切った)なことは、前のBlogでも触れました。今日は、今年からアメフト(アメフット/アメラグ ともいう)を見る人のために、選手の応援の仕方を少し書きましょう。

このVideoの選手はDarrelle Revis(ダレル・リービス)という選手で、New York Jetsの守備(Defense)選手です。カッコいいでしょう。まぁ、カッコよさで選手を選ぶのは主観的な話なので、ここでは、Data Scientist風に、選手をデータから見る(選ぶ)方法を、紹介しましょう。

NFLでは、すべての選手の活躍の記録が、NFL.comのサイトで公開されています。このサイトのSTATSというメニューになります。

Darrelle Revis Darrelle Revis(ダレル・リービス)

さて、このDarrelle Revis(ダレル・リービス)のデータのページを開けてみましょう。DEFENSIVEという欄があります。一番、右にシーズンの年、その横に所属していたチームがあります。

Darrelle Revis   #24 DB Stats

Darrelle Revis #24 DB Stats

次に、[G] [Comb] [Total] [Ast] [Sck] [SFTY]とあります。

[G]は、出場ゲーム数です。年間のレギュラーの試合は全部で16試合ですので、その中で何ゲーム出場したかわかります。

[Comb][Total][Ast]は、この選手は守備の選手たので、アメフトのボールを持っている相手の選手を何回タックルして止めたかです。[Comb]は、合計。[Total]は、この選手がメインで行ったタックル。[Ast]は、タックルのアシストの回数になります。

[Sck]は、ボールを持ったクォーターバックをサックと言って、止めた回数。

[SFTY]は、相手のゴールで、ボールを持った選手を止めた回数になります。

大体ここまでの数字で、この数字が大きい選手を探せばディフェンスの良い選手が探せます。

Luke Kuechly Luke Kuechlyは、普段はメガネなんですよね。

2014年のタックル多い選手リストもすぐ見ることが出来て、一番多い選手は、カロライナ・パンサーズのLuke Kuechly(ルーク・クエッチリー)で、なんと153回です。試合数が16ですから、試合平均9回程度タックルしています。とても多いというか、そんなにタックルしても壊れないタフな選手でもあるのでしょうね。

NFLの面白さは、このように多くのデータを見ながら、チームや選手を応援できます。

NFLの選手のデータは、他にもさまざま公開されています。

http://www.footballdb.com/stats/

や、選手の契約金を公開している、

http://www.spotrac.com/nfl/

なんかもありますね。

Data Scientistには、とても面白いスポーツNFL。ぜひ、今年はデータを使って観戦してみるのはいかがでしょうか?

ちなみに、スポーツとデータ分析は本当に重要で、アメリカでは書籍も出ていますよ。

Analytic Methods in Sports: Using Mathematics and Statistics to Understand Data from Baseball, Football, Basketball, and Other Sports Analytic Methods in Sports: Using Mathematics and Statistics to Understand Data from Baseball, Football, Basketball, and Other Sports

そうそう、NFL 2015のDARRELLE REVIS(ダレル・リービス)は、活躍するのかって。ここ数年、タックルは50回程度行えており、それはあまり変わっていないので、そこは大丈夫でしょう。しかし、実は、上で説明していない[Int]というデータが下がっています。これは、インターセプトの数字で、パスを横取りした回数です。この数が減ってきているので、やはり走行力・跳躍力が下がってきていることもあり、昔ほどの活躍はしないのでしょうね。

と書きつつも、NFLは、チーム・プレーでもあり、どのようなディフェンスを今年するのかで、このデータも変わりますね。そう、NFLとデータ分析は、このように完全にシミュレーション出来ないのも、その面白さだったりします。

どっちにしても、私は主観的にも、客観的にもNFLを楽しみます!!!

NFL 2015の予想、熱いアメフトの季節はもうすぐ!そして、今年の我がニューヨーク・ジェッツは?

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NFL(National Football League)開幕まで、62日をきりましたね。今年の開幕は、アメリカ時間2015年9月3日です。開幕ゲームは、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)@ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)。ニューイングランド・ペイトリオッツは、NFL 2014のSuper Bowl Championです。

Super Bowl XLIX Champions Super Bowl XLIX Champions

NFLというアメリカン・フットボールは、9月に開幕して、2月のSuper Bowlでチャンピオンを決める、非常にゲーム開催期間の短いプロ・スポーツです。だからこそ、ファンはoff seasonにいろいろなことを考えて、ワクワクして開幕を待ちます。

そして、まだ練習試合(Preseason Game)も始まっていないのに、各種メディアでは今年の勝敗予想をします。もちろん、多くは当たらないのですが。でも、ファンはそのメディアの予想を元に、あーでもない、こうでもないと話すのです。私も仲の良いNFLのファンと予想しますよ。

さて、そんな中、Sports Illustratedのサイトで、今年のDivisionごとの予想が出たので、その紹介と私なりの感想を書いてみましょう。

NFC NFC

NFC EAST

  1. Philadelphia Eagles
  2. Dallas Cowboys
  3. New York Giants
  4. Washington Redskins

NFC North

  1. Green Bay Packers
  2. Minnesota Vikings
  3. Detroit Lions
  4. Chicago Bears

NFC South

  1. New Orleans Saints
  2. Atlanta Falcons
  3. Tampa Bay Buccaneers
  4. Carolina Panthers

NFC West

  1. Seattle Seahawks
  2. Arizona Cardinals
  3. St. Louis Rams
  4. San Francisco 49ers

AFC AFC

AFC East

  1. New England Patriots
  2. Buffalo Bills
  3. Miami Dolphins
  4. New York Jets

AFC North

  1. Cincinnati Bengals
  2. Baltimore Ravens
  3. Pittsburgh Steelers
  4. Cleveland Browns

AFC South

  1. Indianapolis Colts
  2. Houston Texans
  3. Jacksonville Jaguars
  4. Tennessee Titans

AFC West

  1. San Diego Chargers
  2. Denver Broncos
  3. Kansas City Chiefs
  4. Oakland Raiders

いや、こんな予想になりますか。まずは、昨年のチャンピオンのニューイングランド・ペイトリオッツが、AFC EASTの1位になるのは良いのですが、我がニューヨーク・ジェッツが最下位は….。まぁ、でもニューヨーク・ジェッツは、チーム・マネージャーも、ヘッド・コーチも代わり再建1年目で、オフェンスに問題があるので、理解はしています。

私が違和感を覚えるのは、NFC WESTの予想です。まず、シーホークスが今年も1位になるのは、戦力的も厳しいのではないかと思うこと。さらに、サンフランシスコ・フォーティーナイナーズの最下位は、過少評価ではないかということですね。みなさんは、どのように思いますか?

そして、もう一つ違和感を覚えるのは、AFC NORTHのシンシナティー・ベンガルズの1位ですね。確かに、チーム状況もかなり良くなっていますが、このディビジョンは混戦になるので、勝ち方を知っているボルチモア・レイブンズ、そしてディフェンスの力の高いピッツバーグ・スティーラーズと3チームが混戦になり、最後はボルチモア・レイブンズが1位になるのではと思います。

とは言いつつ、まだ各チームとも最終的に選手も決まっていない状況での戯言です。とにかく、こうやって楽しめるのが、スポーツの良いところです。

Super Bowl 50 Super Bowl 50

さぁ、今年のSuper Bowl 50で戦うチームがどこか、とにかく楽しみです。(もちろん、自分のチームが残って欲しいのですが)

英語が仕事の言葉と心得よ

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まだ、東京は梅雨が続いていますね。なぜか、雨や曇りの日は、楽しいことよりも、いろいろ別なことを考えるわけで。

海外の旅行客が増えましたね。

そして、なぜか今年多く聞かれる単語”インバウンド・マーケティング”。この言葉にまずうんざりしています。ここでの、インバウンド・マーケティングとは、訪日観光客向けのマーケティングのことです。英語での、inbound marketingとは、似て非なるものです。

この訪日インバウンド・マーケティングですが、みなさんが何か急に蜂の巣を突いたように話題にしていますが、私は2012年に「勘から客観判断へ、激変するマーケティングの世界」という記事の中で、観光客・在日外国人の話を書きました。ところが、実”感”があった今年に、突然、訪日inbound marketingについて、話題になってきました。

そして、今回もまたマーケッターの多くは「勘」で、とても増えた!とかいうわけです。世界各国、地域への外国人訪問者数 世界各国、地域への外国人訪問者数

実は、まだまだ日本への観光客は少なく、世界で27位なのです。このことは、今年のJAGATの「Page2015」というカンファレンスでお話ししました。フランスには8000万人を超える観光客が訪問しているのです。フランスの人口が6000万人で、それを超える数の訪問者があるわけです。このような状況の旅行者向けのマーケティングを、日本で考えられるのでしょうか?

つまり、私たちが海外に行かなくても、英語は重要なわけで。

さて、前置きが長くなりました。今日は英語の話です。以前の私たちの英語を使うシーンといえば、海外に出かける時、というのが主でした。そして、英語の必要な会社は、海外本社、または海外での事業比率が高い会社ということだったと思います。

しかし、今日ここでお伝えしたいのは、海外本社でなくても、海外進出しなくても、英語は国際的な共通言語であると、日本人は意識しないといけないということです。その一つの理由として、上に示す、人の移動について触れたかったのです。

これからは、自分のオフィスに海外出身の方が増えるでしょう。国内で仕事をしていても、海外のパートナーと仕事をすることもあるでしょう。そう考えると、英語はビジネスの共通言語なのです。

大学の授業では、問題なく英語を使っています。

私が、東大で授業をしている時のエピソードを話しましょう。私が教えている東京大学大学院数理科学研究科には、多くの海外出身の大学院生がいます。なので、セミナーに一人でも海外出身の院生がいれば、私は当然英語で話します。つまり、私の講義は授業が始まる直前まで、日本語か英語か決まっていません。事前にPower Pointで授業の準備をすることが多いのですが、海外の院生がいる時は、すべて黒板に英語で書くことになります。でも、このことは今の学生にとっても当たり前のことになっていて、院生同士の会話も、日本語・英語、最近では中国語も飛び交います。今の大学生・院生はこのようなことを何も問題なく行えているようです。

さて、自分たちの話に戻り、ビジネスでは、活動を一人で行うことは少なく、チームで行うものが多いはずです。チーム構成は、最適なメンバーで行うのがBestです。その時に、あなたのチームが、単に「言語」という壁で、最適にならなかったとしたら、問題ではないでしょうか?

なので、私自身も英語の勉強をして、ビジネスで「共通言語」の英語を使えるように勉強しているのです。別に、海外の会社に入りたい、海外で仕事がしたいというよりは、海外のメンバーも入れる最高のチームで仕事がしたいから勉強しているのです。

Let’s try @ad tech Tokyo International

Garr Reynods Garr Reynods

そんな中、ad tech Tokyo Internationalが、7/15と7/16に、東京ミッドタウンで展開されます。全セッション英語です。そして、今まで参加していなかった在日の海外のマーケティング関係者も多く集まります。ぜひ、参加して会場で英語でのビジネス・トレーニングをしてみては如何でしょうか?「プレゼンテーションZen」の著者、Garr Reynoldsさんのセッションもあります。

Learn English form now !

そして、最後に私が行った英語のトレーニング方法を少し書いてみます。

まずは、会話をたくさん聞く。

日本人は読み書きは授業で多くの時間を使って教わっています。しかし、会話の時間が少ないのです。そこで私が使ったのは、PodCastや、英語のInternet Radioです。DVDを3回見る(英語+日本語字幕→英語+英語字幕→英語音声のみ)というのもお勧めですが、かなりこれは時間が消費されます。

私は通勤中に、好きなPod Castを聞いています。たとえば、

などです。好きなジャンルの会話は、きっ知っている単語も推測力もあるので、早く慣れると思います。

次に、海外の友達とは英語で話す。

耳に入ったフレーズを、相手に話すことで、覚えることもできます。そして何より、「英語で話すのが恥ずかしい」という気持ちが薄れることでしょう。これは、もう行うのみです。

さぁ、英語が仕事の言葉。英語がビジネスでの標準言語だと思って、頑張りましょう。その活動自身が、日本の経済活動をより強くすると思います。

マーケティングのカンファレンスが充実してきた。有効に活用しよう!

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近年、マーケティングのカンファレンスが非常に増えてきました。私が代表幹事を行っている、Web広告研究会も毎月月例セミナーを開催していますし、日経BPやWeb担フォーラム、さらにad:techなど、本当にさまざまなカンファレンスも増えてきました。

ad tech ad tech

私も様々なカンファレンスに参加するのですが、広告主のためのカンファレンスの活用方法のヒントを少し書きましょう。

まずは、気になったカンファレンスの予定を抑えよう

単純なことですが、カンファレンスの予定は確認していますか。今年2015年は、ad techだけでも残り3回はありますよね。

まずは、予定を確保しないことには始まらないですよね。そして、最近のカンファレンスは、早期割引があります。マーケティングを行っている人は、なぜ早期割引があるのか、理由はわかりますよね。マーケティングを行ってみる皆さんだからこそ、マーケティングの戦略を上手く使いましょうよ。

会場に行ったら質問や、コネクションを作ろう

カンファレンスと個別商談の大きな違いは、ここでしょうね。個別商談での質問は、契約するか、利用するかの確認のための質問なのに対して、カンファレンスでの質問は、もっと広い質問が可能ですよね。会場内での質問や、カンファレンス後の質問を通じて、製品やサービス、戦略の理解をしましょう。

スピーカーになることを考えては

実は、Web広告研究会のセミナーも含めて、多くのカンファレンスでは、スピーカーの人選に一番神経を使います。そして、さまざまなアイディアも欲しいものです。多くのセミナーには、事務局があるので、そことコンタクトをして、自分からスピーカーになるのを考えてみては如何ですか?

Brand Summit ASIAでの登壇の様子 Brand Summit ASIAでの登壇の様子

スピーカーになることは、皆さんに多くのメリットをもたらします。まず、自分の考えに対するアドバイスをもらえる。そして、多くの人と名刺交換ができる。そして、講演の準備をすることで、多くのことを整理しないといけない。このように、スピーカーになることで、得られることは実は、講演時間以上にあると思います。

ぜひ、話したい内容を明確にして、自らスピーカーになっては、みては如何ですか。Web広告研究会の場合は、私にコンタクトしてみてください。特に、広告主の立候補をお待ちしています。

ad techの場合は、多くの場合でスピーカー応募のページがありますよ。たとえば、ad tech Kansai

カンファレンスを成功させるかは、参加者によるところも

最後に、これだけマーケティングに関するカンファレンスが増えたことは、私たちマーケッターにとっては望ましい状態です。これ

ノンヒューマントラフィック(NHT)について考えよう

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みなさんは、ノンヒューマントラフィックという言葉を知っていますか? Webなどの広告の世界で、バナーのクリックなどを、人以外が行うことを、ノンヒューマントラフィックと言います。

Non Human Traffic Non Human Traffic

直近だと、”Non-Human Traffic: Why it Matters and Why You Should Care“というComScoreのレポートがその詳細について解説しています。

何かこの問題を単純にノンヒューマントラフィックが悪、という方もいるので、少し整理しますね。このノンヒューマントラフィックのうち、種類はいくつかに別れます。

  • 確かに悪意のあるbot
  • 検索エンジンのindex生成用のspider
  • 広告の出稿確認、競合確認用のレポート生成のためのbot

となります。したがって、ノンヒューマントラフィックは”0″にならないのです。このことを理解して、この問題を議論しないといけません。

そこで、それらも含めて最新の広告の話題について、お話する時間を頂きました。

SmartNews×Web担当者Forum キュレーションメディアを含めたデジタル広告の未来とは?というセミナーで、開催日は、2015年7月30日です。

【イベント概要】
イベント名:SmartNews×Web担当者Forum キュレーションメディアを含めたデジタル広告の未来とは?
日  時:2015年7月30日(木)17:00~21:00(16:30開場)
場  所:スマートニュース イベントスペース
東京都渋谷区神宮前6-25-16 神宮前第23ビル2F
対  象:企業の広告・宣伝担当者
デジタルマーケティングの担当者
定  員:150人
参加費:5000円(Peatix 事前支払)※軽食含む
主  催:株式会社スマートニュース、株式会社インプレス Web担当者Forum編集部
問い合わせ:株式会社インプレス イベント事務局(担当:四谷)
web-tan@impressrd.jp
Tel:03-6837-4618

【プログラム】
■17:00~17:50
タイトル:SmartNews活用の先進事例エン・ジャパンにみるパフォーマンス、ブランディング、エンゲージメント
登壇者:スマートニュース 川崎裕一、エン・ジャパン 田中奏真氏

■18:00~18:50
タイトル:広告指標はCTR、CPAだけでホントにいいの? NHTの真実
登壇者:花王 本間充氏

■19:00~20:00
パネルディスカッション:実はあなたの広告効果を下げている原因はボットかもしれない……NHTとは?
パネラー:花王 本間充氏、アドビ システムズ 井上慎也氏、スマートニュース 川崎裕一
モデレーター:Web担当者Forum編集長、安田英久

申し込みは、お早めに、おそらくすぐ埋まると思うので。

Webアクセス分析。あなたは、アクセス少なかったら、コンテンツ変更できる?

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ここ、数週間、驚愕の事実に驚きを隠しきれない、Web広告研究会代表幹事を行っている私です。何に驚いたかというと、まず、アクセス分析のセミナーに広告主が興味がない。そして、参加者の中で、広告主のアクセス分析ツール利用者が少ない。”Why Japanese People?” です。私は、皆さんととBig Dataを使って、メディアの垣根を越えて、新しいマーケティングの世界に行こうと思っていたのですが。

しかし、嘆いていても始まらないので、まだWebのアクセス分析を行っていない、そこのあなたにWebのアクセス分析の重要さを違った側面で説明します。ここでは、あえて組織ではなく、マーケッターのあなたという2人称でお話をします。なぜなら、Webアクセス分析が人ごとになっているうちは、マーケティングは進化しません。私なんて、ほぼ毎日なんらかのWebアクセス分析を自分で行っているんですよ。本当に。

会社にアクセス分析ツールほとんど入っていないことは理解しました。でもアクセス分析は、個人で無料でテストすることが誰でもできるのです。例えば、Googleの提供するBloggerや、WordPressの提供するWordPress。これは、一見Blogサイトですが、ここで記事を投稿すれば、自分でアクセス分析ができるのです。

Bloggerであれば、Google Analyticsと連携できますし、Wordpressは、独自の分析ツールが用意されています。

Woredpressのアクセス分析画面

Woredpressのアクセス分析画面

上記がWordpressのアクセス分析ツールです。一般的なアクセス分析ツールとほぼ同じ機能があります。さて、多くの人は、どのページにアクセスが多かったか気にするはずです。そして、その検索キーワードです。

rupurupu.meの検索ワード

rupurupu.meの検索ワード

このような検索ワードが出てきて、それが計画通りだった時に、みなさんはその原稿を書いたwriterに、文章の変更をお願いできるでしょうか?文章の中の単語選択は、そのwriterのクリエーションの一部であり、単語選びも含めて、お願いしたはずです。

一方、そのページのアクセスが少ない場合は、そのアクセス強化のために、ページを修正することは、重要な改善のプロセスです。

さぁ、クリエーション、成果。この間で、相手に上手く説明し、こちらの意図を理解してもらうのは、とても重要なことです。実は、SEOの多くの解説本には、改善点を見つけてから、writerの人への説明の方法などは、ほとんど触れられていません。でも、ここはその後の仕事の関係なども含めて極めて重要です。

仮に、自分でBlogをOpenした時に、アクセスが少ないページの検索単語対策を自分で行えるでしょうか?少ないという事実に気がつくことと、どの単語に入れ替えるべきかという問題に大きなGAPがあることにすぐに気がつくでしょう。

このように、実はWebのアクセス分析を行うことと、アクセス分析の結果を活用し、ページを改善することには、大きな差があるのです。その意味でも、広告主はまずWebのアクセス分析を自分ごととして行い、さらにきちんとしたコミュニケーションで、アクセス分析のデータを活用して、ページを改善しないといけないのです。

さぁ、自分のレベルで、Blogやwordpressを使って、アクセス分析の練習をすることから、始めてみましょう。

Webアクセス分析セミナーが終わったのだが….

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この前の記事で、Web広告研究会のセミナー「Web解析ツールの最新状況 ~進化した解析ツールでできること~」を開催することを伝えました。その際は、広告主の参加が少ないことを問題として指摘させて頂きました。そして、本日2015年6月22日、結果圧倒的に広告主の参加比率が少ないまま、200名の出席を頂き、セミナーを終了しました。

Google Analytics Google Analytics

そして、開催した今日、更に私が驚くような事実を目の当たりにしました。今日の驚きは、アクセス分析ツールを入れている広告主がとても少ないことです。今日は、Google AnalyticsAdobe Marketing Cloudの説明でした。そして、驚愕の事実は、今日の参加広告主の中で、

  • Google Analytics Premiumの導入は2社(2名)
  • Adobe Analyticsの導入は、5,6社(5,6名)

ということです。もちろん、日本人の性格から、恥ずかしくて手を挙げない方もいると思いますが、この比率はとても少ないのではないでしょうか?

Adobe Analytics Adobe Analytics

Data Driven Marketingとか、Big Dataとか言っている日本のマーケティングは、声だけだったのでしょうか?それとも、前の記事に書いたように、広告代理店に丸投げなのでしょうか?

いや、本当はこのようなツールを導入したくてもできていないのではないでしょうか?最近よく聞く話は、Marketoのような最新マーケティング分析ツールも、昔からある大企業ではなく、StartUp企業や、若い企業の導入が多いようです。

この理由を考えると、大企業の広告主のマーケティング部門には、巨大な広告予算はあるが、システム導入予算も、システム導入メンバーがいない。そして、組織の壁があると思い込み、打ち合わせが長引き、社内承認がおりない。StartUpはそんなに組織も複雑ではない、広告予算の前に、一番良い投資の仕方を知りたいので、分析ツールを導入する。そんなことが、後ろに隠れている背景ではないでしょうか?

サイロ サイロ

さぁ、マーケティング部門の人は、今までは、売上伸ばした、業績伸ばしたとかで、社内で存在をアピールしてきたかもしれません。しかしこれからは、他部門に協力を仰ぐことです。情報システムと、分析ツールの導入5カ年計画書を作る。財務・会計部門と効果・効率についての議論を行い、広告予算と新製品開発予算、顧客サービス予算など、もう一つ上位の階層での予算の最適化の議論を行う。このように、関連部門と議論して、

  1. タスクリストを完成させる
  2. 期日の入ったRoad Mapと必要な予算を明確にする
  3. 上記を実行するために必要なチームを検討する

そして、この2と3を幹部に説明して、新しいマーケティングの入り口を開けないと行けないのです。

広告主の持っている責任・役割を再確認すること。Digital Marketing、Data Driven Marketingを実行可能な状況にするのは、広告主のマーケッターです。

1年たった頃には、アクセス分析セミナーの今日のような初心者編とともに、運用メンバーの中級編の開催ができることを夢見ています。ぜひ、多くの広告主企業に、データ分析の武器がたくさん導入されるように、支援しますし、ぜひ一緒に行いましょう。マーケティングを変えるのは、マーケッターの仕事です。

Webのアクセス分析セミナーを行うのに、広告主の参加が少ないのは?

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Web広告研究会の代表幹事をさせて頂き、参加している皆さんの積極的なサポートのおかげで、月例セミナーや委員会活動は、非常に充実してきたと、自己満足しています。

Web広告研究会 Web広告研究会

ところが最近問題になっているのは、参加者の多様化である。つまり、Internetに関する取り組みが、10年を超える人もいれば、毎年この業界に新人も入ってくる。

そこで、今回久しぶりにWeb担当者・関係者だったら、ほぼ全ての人が知らないといけない、「アクセス分析」の内容を、2015年6月22日に行うことにした。ずはり、セミナー・タイトルは「Web解析ツールの最新状況 ~進化した解析ツールでできること~」である。

Google Analyticsや、Adobe Marketing Cloudの説明である。幸いにも多くの申し込みがある。しかし、問題は参加者の比率である。厳密に計算したわけではないが、純粋な広告主の申し込みは、40%以下だと思う。

多くが、広告代理店、制作パートナーからである。

そこで出てくる疑問は、

  • 広告主は、Webのアクセス分析も外部委託しているのか
  • 広告主は、Webのアクセス分析をやめてしまったのか
    である。最近思うことであるが、多くの広告主こそが、コンテンツの編集能力や、クリエィティブ能力が不足しているはずだ。制作パートナーや、コンテンツ・プロバイダーは、コンテンツの制作のプロである。従って、アクセス分析が一番必要なのは広告主なのではないだろうか。

最近出版された本、「新しいアナリティクスの教科書 データと経営を結び付けるWeb解析の進化したステージ[アナリティクス アソシエーション公式テキスト]」でも、分析そしてその後の実行・改善が重要だと説明されているし、アクセス分析のチーム作りについて提案されている。

ますます、重要になるアクセス分析なのに、こんなに広告主が興味がないことには、一抹の不安を感じる。もっと、Data Driven Marketingを行いたかったのではないのだろうか。それとも、発言だけなのか?

Brand Summit Japan 2015が始まる。

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Brand Summit Brand Summit

昨日、2015年6月15日から、宮崎シーガイアに来ています。私にとっては1年ぶりの宮崎。

目的は、Brand Summit 2015 Japanの参加のためです。これは、マーケティング関係者のカンファレンスで、ad tech よりも参加人数は少ない(限定される)ですが、非常に双方向性の高いカンファレンスです。

今年で5回目になるBrand Summitですが、以下の点でカンファレンスが進化していると思います。

このマーケティングのカンファレンス(Brand Summit)の参加者の入れ替わりが多く、かつ年齢が若くなってきた。つまり、業界の人材の活性化が高く感じられる点です。これは、とても良いことでしょう。なんとなく、自分の企業の中にいると、人材の硬直化を感じますが、業界全体ではかなり活力を感じます。

次に参加者も、非常に積極的です。質問、名刺交換(ネットワーキング)など、いろいろな場面で、受け身ではなく、積極的ですよね。今にして思えば、初回のBrand Summit 2011では、質問が少なく司会の方が、指名したシーンもありましたら。マーケティングのメンバーがこのような多くの人数が集まる場所でも積極的な姿勢であること、何を自分のTakeawayとしようとすることは良いですよね。

そうそう、Brand Summitでは、机が円卓です。これも、それぞれのセッションやコメントについて感想や意見をすぐに言える環境で、これは、Brand Summitの特徴ですよね。私なんか、すぐにわからないことあると、周りの人に聞けて、すごい良いです(あ、周りに座られている方、ご迷惑をおかけしています。)

ここでは、あまりコンテンツ(プレゼン、パネル)のことは、書けないのですが、もちろんそちらも良く非常に勉強になっています。残り、2日間、しっかりと情報交換、自分の考えの整理を行えたらと思っています。

さぁ、今日も勉強、勉強。こんな充電の機会はめったにないので、しっかり「リア充」になれるように、今日も頑張ります。