デジタルが、B2Bの業界の垣根を崩している

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今日は、上半期の最終日ということで慌しく事務処理を行なっている方も多いのではないでしょうか。そんな中、開催された「BtoBセールス&マーケティングSummit 2016 Autumn」に、参加してきました。会場となる目黒雅叙園は、満席になる盛況でした。

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私は、基調講演「デジタルで変わるマーケティング、変わらないマーケティング」を話される、京都大学経営管理大学院 院長の若林 靖永先生と、講演前に少しお話しさせて頂きます。実は、アビームコンサルティングに転職後、始めてお会いすることになりました。

 若林 靖永 教授

若林 靖永 教授

その中で、若林先生から、このような「BtoBセールス&マーケティングSummit 2016 Autumn」のようなB2Bの業界横断のセミナーの意味に関してお話をしました。その中で、デジタルの登場で、今まで業界ごとのマーケティング・カンファレンスが主だったのに対して、このような業界横断のB2Bのカンファレンスが出来てきたことの一つの理由に、「デジタル」があるのではという議論になりました。今までは、商流や業界の慣習をShareするのが、業界内のB2Bマーケテイングカンファレンスだったのに対し、今は新しい考え方や、新しいビジネスなどの議論が必要になり、さらに野心的なB2Bのマーケティング担当者が、デジタル・ツールを導入し、さまざまなマーケティングに関する分析や実行を行なっている。

今回の「BtoBセールス&マーケティングSummit 2016 Autumn」の、業界の話よりも、新しいマーケティング、新しいセールスの話が中心です。そして、B2B企業の中の、マーケティング部門と営業部門の役割の再定義や、融合などが、その後の課題になるはずです。

その意味では、確かに「デジタル」の登場は、今まで業界の中だけを見ていたB2Bマーケッターや営業者の視点を広げたと言えるのでしょう。

今日は、朝からそんな有意義なチャットをし、さらに私の今後B2B企業の支援内容もシャープになった日でした。これからも、がんばらないと。

そうそう、若林先生が、院長を務めている、京都大学経営管理大学院は、今年で10周年だそうです。日本で、経営者という専門職種がなかなか認知されない中、MBAの教育を10年にわたって行なっていることには、本当に頭があがりません。そして、企業人としては、サラリーマンのGoalではなく、専門職としての経営者という地位をきちんと確立できたらと再確認したしだいです。

 

 

 

B2Bデジタルマーケティング調査レポート2016を、公開しました。

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気がつくと、アビームコンサルティングに転職させていただき、1年が経とうとしております。その中で、すでに何社にもお仕事を頂いたり、もちろんアビームのメンバーにも助けていただきながら、コンサルティングという仕事を楽しむことが出来るようになってきました。本当に、感謝です。

さて、そのような感謝もこめて、アビームコンサルティングで自主調査を行い、そのレポートを完全公開することにしました。もちろん、調査にご協力を頂いた多くのB2Bのマーケティングご担当の方のご尽力があり、このレポートが完成しました。

BtoBでも利用が進むソーシャルメディア しかし目標は未定のまま そして早くもマーケティング オートメーション導入に温度差

BtoBでも利用が進むソーシャルメディア しかし目標は未定のまま そして早くもマーケティング オートメーション導入に温度差

レポートのダウンロードは、このページから行なえます。

日本国内では、久しくB2Bのデジタル・メディアを活用したマーケティングの調査がなかったことから、この調査を行ないましたが、私自身多くの発見を得るレポートになりました。前職時代に、B2BのWebサイトの改良のプロジェクトを数回行なったことがありますが、そのことからは考えも着かないくらい、マーケティング関連のシステムの導入は進んでいます。一方、組織の面では、相変わらず人材不足との結果も出ています。

今回特筆すべきは、マーケティング・オートメーションの結果かもしれません。導入率など、ぜひ、BtoBデジタルマーケティング調査2016を、読んで頂くと、私同様に新たなヒントがあるかもしれません。

今回のレポートを参考に、これからは、さらにB2B領域のマーケティングのご支援も今まで以上にお手伝いしますので、ぜひよろしくお願いいたします。

参考に、目次も以下に転載しておきます。

「BtoBデジタルマーケティング調査2016」について
1. 調査の目的
2. 調査方法
3. 調査の概要

4. 重要度が高く、KPIも明確なWebサイトの活用
4.1 Webサイトの活用度と活用目的
4.2 Webサイトの担当者、主管部門に変化はない
4.3 少しWebサイトの業務を整理してみましょう
5. ソーシャルメディアは活用されているもののKPIは明確でない
5.1 ソーシャルメディアの活用も増えてきている
5.2 ソーシャルメディアの活用目的は明確なのだろうか
6. BtoB企業のデジタルマーケティングのスキル・人材について
6.1 いつの時代もスキル不足にはなるかもしれない
6.2 人材は多くの企業で増やす予定はない
7. 予算と委託の問題
7.1 予算は、まさに増える企業と増えない企業がほぼ同じ
7.2 人材不足を委託で補うこともできる
8. 早くもマーケティングオートメーションツールに問題
8.1 Webサイトのアクセス分析ツールは、ほぼ導入完了
8.2 もうマーケティングオートメーションを入替える?
9. 調査からの提言

10. 詳細データ
10.1 インターネット活用の目的について
10.2 インターネット活用の運用体制について
10.3 インターネットにかかる制作・運用の予算について
10.4 IT活用について

ad tech Tokyo 2016が終了。今年も情報と刺激を受けました。

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マーケティングのカンファレンス、ad tech Tokyo 2016に今年も参加しました。やはり、このマーケティングのカンファレンスは出席というよりも、参加という言葉が相応しいのではないでしょうか。

ad tech tokyo 2016

ad tech tokyo 2016

私自身は、A-2 「コンシューマーインサイト再考」というセッションをモデレーションさせていただきました。このセッション、パネーラーはとても良かったので、コンテンツに心配がなかったので、私には大きな課題として英語でモデレーションさせていただきました。

パネラーは、

  • Russell Benさん
    • Strategic Insights Analyst, Marketing Solutions, LinkedIn
  • Crawford Jeff
    • JC Digital,Founder
  • 今井 紀夫さん
    • グーグル株式会社、マーケティングテクノロジー営業部統括部長

の3人です。3人とも、InternetやData分析の経験豊富で、どのようなTopicsでもお話ししてくれると、事前準備で理解した私は、少しハイ・レベルな内容を英語で話すことを決意、楽しんでみました。

3人とも、このマーケティング領域とData分析の問題が継続的に話されている、つまり多くの会社がまだうまく行けていないことも理解していました。また、データ分析とデータ分析の後にマーケティングをそのデータをもとに実行することについて大きなGapがあることもセッションでは話してい頂いたと思います。つまり、現在マーケティングにおいてData Scientistが求められていますが、それより重要なのはDataをマーケティングの言葉や学問に翻訳して、実行することが重要なのです。分析であれば、外部代理店や分析の会社に依頼をすれば良いのでしょう。でも、問題はその先の、マーケティングの判断なのです。

Russell Benさんからは、A.I.の登場で、分析はもっと簡単になるのではというお話もありました。しかし、そのあとのマーケティングの判断は、マーケッターの責任範囲として残ります。このような、本質的な話がad techで行え、さまざま質問が出てくるよになったのは、まさにad tech が8回も東京で継続的に開催ざれた成果なのではないでしょうか。

もちろん、展示会場もマーケティング業界のトレンドを理解するのには、非常に良い機会でした。8年前とは、展示会場に参加されいる企業のカテゴリーも大きく変わりました。

(展示会場を360度カメラで撮影してみました)

また、セッションの内容も、マーケティング・テクノロジーだけではなく、クリエィティブやキャリア形成まで多岐にわたり、マーケッターとして学ぶことが非常に多い2日間になりました。

上記のVideoは、「C-5 英語=グローバル? 日本発グローバリゼーションの誤解と課題」のTIMELAPS映像です。

そして、1番感じたのは、参加されている方が若くなったことですね。それは、レベルが低くなったということではなく、マーケティング業界の人材育成がスムーズに行っていることの表れではないでしょうか。そして、内容もマーケティング全般の話に広がり、レベルもさまざまなコンテンツになり、まさにad tech tokyo自身も多様性が発生し始めたのでしょう。

本当に、2日間、さまざまな刺激を受けることができました。

 

もう一冊、本が出ます。その名も「デジタルで変わる マーケティング基礎」です。

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いや、日本はシルバー・ウィークという季節ですね。アメフトファンにとっては、大事な9月、毎日試合に釘付けなので、うかうか観光にいけません。行くなら、アメリカに試合観戦です。そして今日は、ad tech Tokyoの初日ですね。私は、今年もad tech Tokyo 2016で、モデレーションを行ないますので、ぜひ「A-2 コンシューマーインサイト再考」にお越しください。今年は、英語のモデレーションです。

さて、そんな中、9/15に「デジタルで変わる 宣伝広告の基礎」という本が出版されることをこのBlogで、お伝えしました。

そして、2週間後の10/15にも、それに続く本が出版されますので、いち早くご案内しますね。今回の本のタイトルは、その名も「デジタルで変わる マーケティング基礎」です。私は、この中の、第12章 マーケティングの効果を検証するとおわりに デジタルで新しいマーケティングを創造しよう を、担当させていただきました。マーケティング効果検証について、新人担当者でもわかりやすく解説したつもりです。

ぜひ、マーケティング部門の新人担当者や、マーケティング組織を作った企業などで、参考にしていただけたと思います。

しかし、今回のように2冊の本をほぼ1ヶ月の期間で原稿に出来たことには、今まで多くの執筆の機会を頂いた、さまざまなメディアの方に感謝です。そして、これからも機会をいただけたら、また執筆したいと思っています。

「宣伝広告の基礎」が、Amazonで1位です。ありがとうございます。

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さて、以前「本を執筆してみた、25年前の翻訳以来の執筆活動。前回は数学、今回はマーケティング。」で、紹介させていただいた、「デジタルで変わる 宣伝広告の基礎 (宣伝会議マーケティング選書) 」ですが、9/15に発売され、Amazonの「広告・宣伝」のカテゴリー・ランキングで、1位を頂いていおります。

Amazonのランキング

Amazonのランキング

本当にありがとうございます。これに続いて、10/15にももう一冊出ますので、ご期待ください。

しかし、雨というか台風ですね。明日から、ad tech Tokyo 2016なのに。

 

日本新聞協会 デジタルメディアセミナーで、パネルディスカッションに参加してきました。

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本日は午前中、横浜にあるニュースパークで、日本新聞協会のデジタルメディアセミナーにて、パネルディスカッションに出席してきました。今回は、パネラーです。モデレーターに、奈良岡将英 さん (静岡新聞社 社長室経営戦略推進部副部長)パネラーとして 鈴木 雄一 さん (サッポロビール株式会社 マーケティング開発部)、今田 素子 氏 (株式会社メディアジーン 代表取締役 CEO)さんと、私の参加でした。

左から鈴木さん、奈良岡さん、今田さん、私。

左から鈴木さん、奈良岡さん、今田さん、私。

内容は、会員向けセミナーなので、ここではあまり書きませんが、非常に面白い内容で、私も驚きが多かったです。新聞社が、デジタル時代をどのように理解し、活用するかを考える中、「エンゲージメント」というテーマを中心に議論したのは非常に面白かったです。

さて、ここでは少しこのセッションと離れてデジタルとビジネスの関係について少し考えたいと思います。今私たちは、「デジタル」と言っていますが、時間が経てば「デジタル」という言葉はなくなる、言わなくなるのではないのではないかということです。

今の小学生にとtって、「デジタル・カメラ」は「カメラ」です。逆に「フィルム・カメラ」を説明することのほうが難しいです。そしで、「デジタル・カメラ」なので、シャッターを何度も、遠慮もなく押します。フィルム時代と異なり、何枚でも取れるからです。一方、フィルムの有難さが染み付いている人は、今もシャッターを慎重に押すかもしれません。

ビジネスも、今は「デジタルを使ったビジネス」と「デジタルをあまり活用しないビジネス」を区別しますが、その内すべてのビジネスは「デジタルを使ったビジネス」に代わり、それが標準になるのではないでしょうか。そして、それを「ビジネス」と呼ぶようになるのではないでしょうか。

では、どうしたら良いか。意外と、頭の中で考え過ぎずに、やってみたほうが良いのかもしれません。「デジタル・カメラ」買って、これは何かを考えるよりも先に、使って理解してみたように。

小さく、デジタルのビジネスを進めてみる。成功したら、その成功理由を考えずに、拡大する。失敗したら、失敗の理由を理解したという価値をとって、撤退する。このくらいの雰囲気で、デジタル・ビジネスを考えることも、ありなのかなと、今日のニュースパークでの、日本新聞協会のデジタルメディアセミナーに参加しながら思いました。

そうそう、本日パネラーで参加されていた、サッポロビールの鈴木さんは、パネルの後、恵比寿麦酒祭りに戻られました。こちらは、9/16~9/19まで開催しているので、私も行ってみようかなと思います。

次回のBBT マーケティング・ライブは、App Annieの向井さんが登場されます。

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報告が遅れましたが、先週の金曜日(2016年9月9日)に次回のBBT マーケティングライブ(2016年10月11日21:00初回On Air)の収録を行ないました。今回は、App Annieの向井さんにお越し頂き、携帯アプリの利用などについて、App Annieの提供するデータ・サービスを中心にお話を伺いました。

右からキャスターの田中美穂さん、私、そしてApp Annieの向井さん

右からキャスターの田中美穂さん、私、そしてApp Annieの向井さん

App Annieはご存知スマートフォン・アプリの利用データを提供する会社で、すでに多くの会社に導入されているサービスです。

今回の放映では、スマートフォンでは、ブラウザー、ネィティブなメールサービスなどよりも、アプリケーションの利用時間が長く、90%以上もあることを始めて知りました。もう、スマートフォンは、スマート・アプリ機なのですね。番組の中では、最新のPokémon GOの話なども伺えて大変面白いお話を聞きました。(Pokémon GOとマクドナルドのアプリは相性が良かったのか)

また、App Annieでは、自分が提供しているアプリ以外にも、他社のアプリの利用や、自社のアプリと一緒に使われているアプリなどがわかります。これらのデータは、アプリ開発者にとって、どのようなアプリがどのようなシーンで良く使われるかなどが、理解出来ると思います。

携帯のアプリも、開発したら使われる時代から、アプリ市場でのプレゼンスがないと全くインストールも使用もされない時代になりました。今まで、広告主の多くは、スマートフォンの利用時間を取りたいために、安易にアプリを開発し、公開してきました。しかし、今はアプリに関して、きちんと調査を行い、アプリ自身もマーケティングしないといけない時代になったのです。

App Annieでは、このようなアプリのマーケティングを支援するデータであり、多くの広告主のスマフォ・アプリ担当者のサポートをしてくれるデータでしょう。そして、そこには多くのヒントや研究の場所があることが、今回のBBT マーケティングライブの収録で理解できました。本当に、向井さんわかりやすくお話頂き、ありがとうございました。On Airも楽しみです。

今回のキャスター田中美穂さんとも、テンポ良く会話が出来て楽しかったです。ありがとうございます。

さぁ、次回のBBT マーケティングライブは、「飴」のマーケティングです。乞うご期待!!