Webアクセス分析セミナーが終わったのだが….

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この前の記事で、Web広告研究会のセミナー「Web解析ツールの最新状況 ~進化した解析ツールでできること~」を開催することを伝えました。その際は、広告主の参加が少ないことを問題として指摘させて頂きました。そして、本日2015年6月22日、結果圧倒的に広告主の参加比率が少ないまま、200名の出席を頂き、セミナーを終了しました。

Google Analytics Google Analytics

そして、開催した今日、更に私が驚くような事実を目の当たりにしました。今日の驚きは、アクセス分析ツールを入れている広告主がとても少ないことです。今日は、Google AnalyticsAdobe Marketing Cloudの説明でした。そして、驚愕の事実は、今日の参加広告主の中で、

  • Google Analytics Premiumの導入は2社(2名)
  • Adobe Analyticsの導入は、5,6社(5,6名)

ということです。もちろん、日本人の性格から、恥ずかしくて手を挙げない方もいると思いますが、この比率はとても少ないのではないでしょうか?

Adobe Analytics Adobe Analytics

Data Driven Marketingとか、Big Dataとか言っている日本のマーケティングは、声だけだったのでしょうか?それとも、前の記事に書いたように、広告代理店に丸投げなのでしょうか?

いや、本当はこのようなツールを導入したくてもできていないのではないでしょうか?最近よく聞く話は、Marketoのような最新マーケティング分析ツールも、昔からある大企業ではなく、StartUp企業や、若い企業の導入が多いようです。

この理由を考えると、大企業の広告主のマーケティング部門には、巨大な広告予算はあるが、システム導入予算も、システム導入メンバーがいない。そして、組織の壁があると思い込み、打ち合わせが長引き、社内承認がおりない。StartUpはそんなに組織も複雑ではない、広告予算の前に、一番良い投資の仕方を知りたいので、分析ツールを導入する。そんなことが、後ろに隠れている背景ではないでしょうか?

サイロ サイロ

さぁ、マーケティング部門の人は、今までは、売上伸ばした、業績伸ばしたとかで、社内で存在をアピールしてきたかもしれません。しかしこれからは、他部門に協力を仰ぐことです。情報システムと、分析ツールの導入5カ年計画書を作る。財務・会計部門と効果・効率についての議論を行い、広告予算と新製品開発予算、顧客サービス予算など、もう一つ上位の階層での予算の最適化の議論を行う。このように、関連部門と議論して、

  1. タスクリストを完成させる
  2. 期日の入ったRoad Mapと必要な予算を明確にする
  3. 上記を実行するために必要なチームを検討する

そして、この2と3を幹部に説明して、新しいマーケティングの入り口を開けないと行けないのです。

広告主の持っている責任・役割を再確認すること。Digital Marketing、Data Driven Marketingを実行可能な状況にするのは、広告主のマーケッターです。

1年たった頃には、アクセス分析セミナーの今日のような初心者編とともに、運用メンバーの中級編の開催ができることを夢見ています。ぜひ、多くの広告主企業に、データ分析の武器がたくさん導入されるように、支援しますし、ぜひ一緒に行いましょう。マーケティングを変えるのは、マーケッターの仕事です。

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