デジタル広告の透明性は、待ったなしでしょう。

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Business Insiderの「世界の2大広告主、P&Gとユニリーバがデジタル広告費を削減」という記事は、タイトルがショッキングなこと以上に、内容が重要でしょう。今まで、デジタル広告は、アド・テクノロジーの進化とともに、急成長してきました。しかし、ここにきて多くの課題が残っているのは、ビジネス・プロセスの部分です。

広告取引の透明性は、広告主の意思が必要。そして、広告をより良いものにすることが、でも、書きましたが、広告の透明性がないままで、広告の商取引を行うことは、広告主にとっても、デジタル空間の広告スペースを失うことになります。

このBusiness Insiderの「世界の2大広告主、P&Gとユニリーバがデジタル広告費を削減」の記事にもあるように、USの広告主は、きちんと自分の意見を表明しています。

ここで、日本の広告主が声を上げないというのは、世界のマーケティング関係者から、日本のマーケッターの大きな「?」がもらうことになるでしょう。

まさかデジタル広告においても、「私たち広告主は、テレビ番組に広告を提供しているのであり、番組自信への意見を伝えることはしません」という、定型の文章をデジタルにおいても出すのでしょうか?

一日も早く、日本の広告主が、デジタル広告の透明性について、意見を述べ、デジタル広告の透明性を保持できる産業になることを期待します。

ITPro MarketingにSXSWの報告(2回目)を掲載いただきました。

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ITPro Marketingの私の連載「日本を復活させるB2Bマーケティング」ですが、今回はB2Bのマーケティング・コミュニケーションでも考えないといけない、「AR/VR/動画」について、今年のSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)の参加報告として掲載頂きました。題して、「AR/VR/動画はB2Bデジタルマーケティングをどう変えるのか(SXSW参加報告2)」です。

この数年の動画技術の進化は目覚しいものがあります。例えば、テレビもHDが出たと思えば、4Kが正式に企画され、8kのテスト、一部利用が始まりました。AR/VRも急速に普及され始めており、GoogleからもDaydreamという安価なHead Mount Displayも発表されています。

みなさんが、携帯にYouTubeのアプリを入れているならば、

の動画を、そのアプリで見ると、携帯電話を見たいほうに動かせば、360度のViewerになっていることに気づくでしょう。

このように、この数年の動画技術の進化は著しく、また気がつかないうちに利用できるようになっています。このようなことから、「AR/VR/動画はB2Bデジタルマーケティングをどう変えるのか(SXSW参加報告2)」では、最新の事例以外の紹介以外はもちろん、これからこの動画技術について取り組むべきではと説明しています。ぜひ、ご覧ください。

コードアワードの一次審査通過作品が発表になり、皆さんの投票がスタートしました。

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D2Cさまが主催している、Creative Of Digital Experiences = CODE アワードですが、1次審査通過のファイナリストが発表されましたね。そして、このファイナリストについて、どなたでも参加できる一般投票が、2017/6/12~2017/6/18の一週間開催されています。

コードアワード

このコードアワードは、もともと「モバイル広告大賞」と呼ばれていたものです。現在は、大きく内容が広がり、非常にユニークな広告賞になっています。今年は、私も審査員をつとめさせていただいておりますが、さまざなな広告に私自身刺激を受けているところです。

このコードアワードは、広告主に大きく2つのヒントを与えてくれると思います。

一つ目は、もちろん広告の作品そのものです。この多様なマーケティング・コミュニケーションを見ることで、多くの新しいコミュニケーションのヒントが得られると思います。

もう一つは、このような広告賞にノミネートする時の「広告の説明」の文章です。一般投票 のページでは、「広告の説明」の文書も公開されています。このような広告賞の応募時の説明文章を、広告主を見ることはないと思いますので、大変参考になるのではないでしょうか。

今回残った、30作品は本当に多様です。そして、すばらしい作品です。もう、広告ではなく、サービスになっているものもあります。いや、今までどおりの「コテコテ」のキャンペーンや広告もあります。本当に幅広いファイナリスト、ぜひご覧ください。

一般投票にぜひ、参加して欲しいのですが、ぜひ見るだけでも参考になりますので、気軽に一般投票サイトにお越しください。

今年も、 JAAの実践広告塾の講義をおこないます。この講座は、広告主の広告主のための講座ですよ!

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コンサルティング風な本間です。いや、本当にコンサルティングも得意なんですよ。でも、最近のビジネスのボリュームが、教育系が多いことも事実で、このあたりがコンサルティング風と呼ばれる所以でしょうか?

2017年度は、アカデミックには、東大の数学の講義以外にも、東大の数物連携の講師や、早稲大学でも統計の講義を行います。いずれも、数学関連です。

産業では、宣伝会議の教育講座も、いつもどおり行いますし、今年もJAAの広告塾の講義を行います。もちろん、アビームコンサルティングとしても、数多くの教育講座の依頼を受けており、本当に昨今は講義している時間が多いなと、本人も思っています。

今回は、JAAの実践広告塾を、ご紹介したいと思います。この講座、何しろ講師が豪華です。一般的な公開セミナーではなく、広告主しか受講できないため、講師の多くも広告主の宣伝のキーバーソンです。この講座で教えていたける広告主の講師は以下の方たちです。

  • トヨタマーケティングジャパン 取締役 土橋 代幸さま
  • サッポロビール マーケティング開発部 デジタルコミュニケーショングループ 森 勇一さま
  • コーセー 宣伝部宣伝企画・PR課 小林 祐樹さま
  • コニカミノルタ 広報ブランド推進部 デジタルメディアグループ アシスタントマネージャー 中村 俊之さま
  • 資生堂ジャパン コミュニケーション統括部 メディア統括グループ グループマネージャー 長瀬 元昭さま
  • 日本コカ・コーラ マーケティング本部 マーケティングアクティベーション グループマネジャー 水落 衛さま
  • サントリーコミュニケーションズ 宣伝部課長 島田 博之さま
  • パナソニック 宣伝部アドメディア推進室 新聞・ラジオ課課長 山口 大輔さま
  • コマツ コーポレートコミュニケーション部 宣伝グループ 主幹 グループマネージャ 山本 克明さま
  • 三菱電機 宣伝部 B toC コミュニケーション グループ グループマネージャー 桒原 幸志さま
  • KDDI コミュニケーション本部 宣伝部長 矢野 絹子さま
  • LIXIL 参事 マーケティング本部 宣伝部長 野口 恭平さま
  • NTTドコモ プロモーション部 制作担当部長 岡 慎太郎さま
  • ライオン 宣伝部長 小和田みどりさま
  • アフラック 執行役員 広告宣伝部長 澤村 環さま

こんな豪華な講師陣はいません。ぜひ、広告・宣伝やマーケティング・コミュニケーションに関わっている方で、まだまだ勉強したい方はこの講座に参加されてみては如何でしょうか。

そして、この講座、僭越ながら私も、講義をさせて頂きます。

なお、このJAAの実践広告塾は、日本アドバタイザーズ協会の会員はもちろん参加可能ですが、JAAのメンバーでない広告主も参加可能です。本当に、こんなに豪華な広告主の講師が集まる講義は他にないので、興味がある方は、JAAの実践広告塾からも、申し込まれては如何でしょうか?なお、初回は6/6となっております。

SxSW 2017に来ています。今年も面白い。

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SxSW (サウス・バイ・サウス・ウェスト)2017に、参加するためにテキサス州、オースティンに来ております。

SxSW 2015年以来、1年ぶりの参加なんですが、とても楽しいです。今年は、【SXSW視察研修】Innovation Boot Camp in Texasという、宣伝会議のツアーに参加させていただいております。SxSWの多様なコンテンツ同様、こちらのメンバーも実に多岐・多様で面白いです。

セッションの報告などは、もう少し整理してから、上げますが、動画はそれよりも早くできているので、いくつか紹介しますね。興味をもたれた方は、ぜひ来年の3月に参加されてみては如何でしょうか。ちなみに、今日は、バイデン副大統領が登場の予定です。

 

日本の広告費2016年のDataをDown Load可能な形式にしました。が、インターネット広告費の20%が、もし詐欺にあっていたら…

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毎年2月に株式会社電通から発表される、日本の広告費ですが、2016年のDataが、2月23日発表されました。

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日本の広告費2016

社内のプレゼンなどに使いたい方も多いと思うので、いつものようにDataをGoogle Driveにて公開しましたので、ご利用ください。(もちろん上記グラフを使っていただいても良いです)

この日本の広告費2016のDataでは、インターネットの広告費媒体費込みで、1.3兆円となりました。これは、4マスメディアとSP、インターネットという、上記のグラフの区分では、初めてインターネット広告費の構成比率が20%を超えました。そして、他のメディアの増加率よりも圧倒的に増加率が高くなっています。このことは、広告費においてもデジタル・シフトが加速されていると言えると思います。そのこと自身は、非常に良い傾向だと思います。

一方、今回、この1.3兆円のインターネット広告費が、適切なのかという問題も同時に考えましょう。適切というのは、この広告費が適切に、適切な相手に支払われているかということを、広告主が確認しているのかという問題です。

あまり日本では、報道されていませんが、みなさんは米国で、以下のような報道があったのをご存知でしょうか?Mercedes-Benz, Honda among companies with ads on jihadist websites YouTubeの広告プログラムにおいて、ISISの動画に、自社の広告が掲載されてしまったということが、報道されているのです。

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The Sunの報道による事例:A Mercedes advertisement appears on an ISIS YouTube propaganda video

YouTubeは、日本からも使える媒体であり、このようなことに日本の広告主が巻き込まれる可能性があります。そして、巻き込まれたら、日本企業の宣伝部はどのように返事をするか、議論しているでしょうか。明日、あなたの会社にも起きる事例なのです。

おそらく、多くの宣伝部では、トラディショナル・メディアの出稿に関しては、上記のような議論を行っていました。しかし、インターネットの広告に関しては、よくわからないという理由で、メディア選定や、メディアに広告出稿後の確認・監査を怠ってきたのではないでしょうか?今回のこのYouTubeの事例で、広告出稿した企業がダメージを受けているかは不明です。しかし、この報道された後に、似たようなミスをした企業は、今まで以上に大きな批判を浴びることになるかもしれません。

今回は、ISISというテロ組織の問題ですが、実は普段から広告がアダルトサイトや、ギャンブルのサイトに表示されていることはすでに起きています。このようなサイトに広告が配信されることにより、良いBrand Imageが気づけるのかは、きちんと議論しておかないといけないでしょう。

そして、もう一つは、Ad Fraud(広告詐欺)です。この件は、「広告取引の透明性は、広告主の意思が必要。そして、広告をより良いものにすることが、」という記事でも書きましたが、アメリカにおいては、動画広告の23%が、クリックや配信詐欺などにあっているというレポートがあります。23%ですよ。皆さんが、クリック率を1%あげるのに必死になっているのに、その前に23%を無駄にしているのです。仮に、インターネットの広告費20%が詐欺にあっているとすると、2,600億円もの広告費を無駄にしています。そのお金は当然なくなるのではなく、不正な企業の収入や、良くない組織にお金を支出していることになります。豊洲市場の土地取得費用の1,859億円よりもはるかに多い金額です。しかも、この無駄は1年だけでなく、毎年継続的に2,500億円程度の費用を無駄にし、良くない集団に支出しているかもしれません。このことは企業運営的にも、社会倫理的にも許されることではないでしょう。多くの企業では、反社会的な組織と取引しないと宣言しているのですが、これが怪しくなる可能性があります。

日本の広告費が発表された今、広告主はこの日本の広告費2016のDataに一喜一憂するのではなく、その最終支払いまで、どのようにチェックするのか。またどのようにインターネットの広告を運用することが、社会から信頼されるのかを考えるきっかけにしませんか。

広告の監査をする方法は、MoatComscoreなどから、出ています。方法もあります。あとは、やるかやらないかなのです。

アメリカのPro Sportsの方がおもてなしが熱い ?

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さて、私がアメフト(NFL)ファンであることは、このBlogを何度か訪問された皆さんには、知られていると思います。そして、今回も休暇を頂き、恒例のNFL All Star Game、Pro Bowlを観戦に、フロリダ州、オーランドに来ています。

このPro Bowlがハワイで開催されること今までは多く、日本からも旅行代理店のツワーがありましたが、今ではありません。代わりに、私は、NFL On Locationという、NFLが申し込みを行うツアーに参加しています。

All Stat Playerの練習風景。真ん中の選手は、今回も人気のOdell Beckham Jr.

All Stat Playerの練習風景。真ん中の選手は、今回も人気のOdell Beckham Jr.

そして、いよいよ今日の午後からNFL On Locationの日程が始まりますが、以下のような内容になります。

  • 試合前日
    • 午前:チャーターバスで、練習会場に移動
    • 練習会場にて、アメフト解説者の話を聞きながらの朝食
    • VIPシートにて、練習見学
    • バスにて、ホテルの戻る(希望者は)
    • 夕方:試合前日のParty開催。チアリーダー、チーム・マスコットなどが登場では?
  • 試合開催日
    • バスにて試合会場に移動
    • 試合前のPartyに参加(Tail Gate Party)
    • サイドラインの良い席にて、試合観戦
    • バスにて、試合終了後、ホテルの戻る

このような日程で、非常に充実しています。このようなツアーは、実はNFLの通常の試合、ほぼ全てで行われています。つまり、リーグが公式に試合観戦ツアーを支援しています。

T.Y. Hiltonのサイン風景

T.Y. Hiltonのサイン風景

日本ではこのような取り組みは、あまりありませんが、このNFL On Locationのツアーは、実にビジネスとして成功しています。日本のPro Sportsでも参考になるのではないでしょうか。

ちなみに、今回はOrlando、つまりWorld Disney Worldの街で試合が開催されるために、そこの連携もしっかり行われおり、昨日はMagic Kingdam Parkでの選手のパレードもありましたし、昨日のパークは私も含めて、NFLチームのジャージ姿のお客様が多かったですよ。

シンデレラ城の前で写真を撮る私

シンデレラ城の前で写真を撮る私

と言いながら、本人は素敵な休暇を贅沢に楽しんでいます。すみません。