ひょっとして、Web Pageの歴史が終わりを迎えるのかもしれない。

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みなさんが、このように私の考えを見ているこのページ。Web Pageである。そして、

世界で最初のWeb Page

世界で最初のWeb Page

が、世界で最初のWeb Pageである。もちろん、Tim Berners-Leeが、最初に作り公開したものであり、時は、1992年である。ちょうど、私が大学院の修了し、社会人になった年である。

このWeb Page、生まれてから20年が経った。Web Pageを作る技術、HTMLや、そのコンテンツを配信しするプロトコルHTTPは、非常に良い技術であり、進化を遂げながら今も、これからも使われるだろう。ところが、Web Pageの表示方法と、アクセス方法は、大きな転換点を迎えたのかもしれない。

その意味で、「Web Pageの歴史が終わり」というタイトルをつけてみた。

みなさんは、アメリカ時間4/12に話された、Facebook F8での、Mark Zuckerbergのキーノートを、もうご覧になっただろうか。

このキーノートでは、これからの10年のLoad Mapについて語られている。その中で、

Give Everyone the power to share
anything with anyone

という文章が出てくる。実はこの情報を公開するために、Internetを活用するという意味では、Tim Berners-Leeが、公開したWeb Pageも同じ目的である。

異なるのは、初期のWeb Pageは、HTMLというプログラミング言語を使わないと作れなかったこと。Facebookは、それをFacebookというプラットフォームが代わりに行なってくれることである。Facebookは、誰でもが、情報を公開しやすくすることに力点が置かれている。Tim Berners-Leeが、誰でもアクセスできることに力点が置かれていた頃より、進化した考えである。

そして、Facebookは、shareしたいものにアクセスする方法も大きく変えている。今までは、Webのコンテンツへの探索は、「知りたいこと」を検索することにより行なわれていた。つまり、知りたいことが何か、明確に言葉になっていない人には、探索が非常に難しかった。もちろん、Googleでは、画像や音声による検索を中心として、他の形式の探索方法も開発されている。しかし、この場合でも探索したいモノに近いサンプルを提示しないといけない。

Facebookにおける情報への探索は、「知っている人への質問」で行なわれることが多い。「この間の話題って何だっけ?」とか「お勧めのレストランは?」などの質問を知り合いに行なえば良いのである。今までは、その質問が、「秘密のグループ」や「特定の人」への質問だったと思う。しかし、今回発表された、Messenger Botは、それが企業アカウントに対しても可能にされている。こちらの、質問の方が、知りたいことが明確ではないときには便利だろう。

つまり、Web Pageへのアクセス方法は、

  1. アドレス帳(URL)によるアクセス
  2. Yahoo!が開発した、登録型URLリストDBに対するテキスト検索
  3. Googleなどが開発した、ロボット登録型URLリストDBに対するテキスト検索
  4. 人や、AIを伴うロボットへの質問

と大きく変わり始めているのかもしれない。

つまり、SNSの登場は、今まではメディア空間に、Owned MediaとPaid Media に追加される空間の登場と思っていたが、かなりOwned MediaとPaid Media を巻き込む形で進化し始めたと理解した方が良いのだろう。

その意味では、企業のWeb担当者は、飾り程度に作っていたFacebookページを再度見直し、アカウントの運用も見直す時期にきている。

このような意見が、少し「Jump」した意見のように思う読者がいるかもしれない。

Facebookの描くマスタープランーー私たちに馴染みのある「ウェブ」が葬られる?という、Armando Biondiさんの記事も参考にしてもらいたい。

このような変化を無視することは簡単だ。でも、一度自分午後として、考えることは無駄ではないし、重要だと思う。

 

Webコンテンツも良いけど、Webを使った事業もね

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年末になると思い出す広告がある。「おせちも良いけど、カレーもね」である。まぁ、多くのこのBlogの読者は知らないと思うのであるが。

まぁ、ここではこの大場久美子さんのCMではなくて、自分たちの仕事について、少し考えてみたいのである。それが、「Webコンテンツも良いけど、Webを使った事業もね」である。

IoT (Internet of Things)という言葉が出てきて、もう2年は経つと思うが、社内で研究している人はいるだろうか?おそらく、多くの会社にはほとんどいない。しかし、ad tech Tokyo 2015のKey Note「テクノロジー戦争に備えよ、世界の最先端に日本はどう挑むのか」(アニス・ウッザマン)とセッションでは多くの技術の話が出てきた。ロボットも出てきた。このロボットも、Internetに繋がっていることで、Deep Learningを行い、さまざまなサービスを提供する。

私がさらに興味を覚えたのは、遠隔手術装置、Da Vinciである。

このDa Vinciは、遠隔手術を可能にするだけでなく、長時間の手術でも、筋力の疲れを気にせずに手術が行えるものである。これも、Internetの進化と、センサーなどの進化によって実現されたものである。

つまり、JIBOもDa VinciもWebの技術を活用した新しいソリューションなのである、私は、「本間充氏 × キリン 上代晃久氏 「これからの理想のWebマスターはこうあれ!組織やチームを超えて”ベストチーム”を作る」でも、述べたように企業のWeb担当者は、このような新たしいWebサービス・事業を考えるのも、一つの責務になってきていると思うのである。

Webを広告やコミュニケーションだけの領域で活用する時代は終わったのではないでしょうか。そろそろ、いや今すぐに事業に活用することも考えるべきだと思うのです。そこで、急な話ですが、明日、Webmaster Camp BOWNENKAIといういう名の討論の時間を作っていただきましたので、皆さんでぜひ妄想を膨らませてみましょう。妄想・野心も事業創造には重要です。

本当に、急な告知ですが、興味のある方はぜひ。

そうそろそろ私たちも、「Webコンテンツも良いけど、Webを使った事業もね」

 

企業のWeb担当者は、HTMLが書けるのか?Cookieの仕組みを理解しているのか?

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今日は、8/31である。一般的に、東京では小中学生の夏休み最終日だそうだ。私は、札幌育ちなので、夏休みはお盆が終わる、8/18頃にいつも終わるので、9月とともに新学期といわれてもピンと来ない。

さて、夏休み最終日といえば、宿題の締め切りである。そこで、思い出したことがある。企業のWeb担当者は、自分で簡単なHTMLを書けるのであろうか。アドテクノロジー好きな広告主は、Cookieの仕組みを理解しているであろうか?

簡単なHTMLの例

簡単なHTMLの例

この私の、WordPressで作られているBlogも、ソースを見れば、HTMLで書かれている。

HTML
HyperText Markup Language(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)

とは、Webのページを、ブラウザーが文字や図を表示させるために作られた言語である。1989年に登場したこの言語である。初期のころの歴史は、W3Cのサイトに詳しく書かれている。初期のころのHTMLには、命令できるコマンドが少なく、この「千葉麗子とつくるインターネットホームページ―世界一やさしいHTML入門」では、なんとHTMLのコマンドは、見開き2ページ分しかない。

私の家には、なんとこの本に、監修の伊藤譲一さんにサインして頂いた本があるのだが。

さて、簡単なHTML、たとえば、

<body>
 <h1>私の主張</h1>
  <h2>序論</h2>
    <p>まず私のいいたいことは…ということだ。</p>
    <p>次に言っておくべきは…なのだ。</p>
  <h2>本論</h2>
   <h3>いいたいことその1</h3>
    <p>最初の点をくわしく説明しよう…</p>
   ...
 </body>
</html>

くらいは、何も見ずに、企業のWeb担当者は書けるのであろうか?ここの<h1>とか<h2>というものが、SEOの文字の含有量計算に使われる、重要な文字の大きさ指定なことも、わかっているだろうか?

今や、確かにHTMLの要素は複雑になり、そして、CSSや、JavaScriptも理解しないと、きちんとしたWebページはできない。でも、基本的なHTMLの文法や簡単なコマンドは覚えておいて損はないだろう。

例えば、「30分間HTML入門」とか、参考に少し覚えてみるのは、動だろうか。

次に、Cookieについてはどうだろうか。Cookieは、個人情報になるのとか、Cookie使えなくなるから、アクセス・ログ取れないとかという、会話によく出てきますが、Cookieの仕組みは理解していますか?

Cookieの基本動作

Cookieの基本動作

こちらは、Cookie制御のプログラムを書ける必要はないでしょうが、仕組みは理解した方が良いですね。この正しくは、HTTP Cookieは、1994年の登場以来、さまざまな議論をされながら、発展してきました。基本は、Cookieというものは、実態があり、各自のパソコンにデータとして保存されています。

この各自のパソコンにデータとして保存されるということから、何人かの人が気持ち悪いがり、初期はCookie反対との意見も多くありました。また、何が保存されているかも、多くのユーザーには見えないので、それも議論になりました。

Wikipediaの解説

等を読んだり、身近なWeb Programmerに教えてもらうのが良いでしょう。このCookie、個人情報保護の問題にも絡んで、Webの担当者はきちんと理解しないといけないでしょう。

きちんと理解しないまま、ことにあたると。

「厳重なファイアウォールで隔離されている」

という、甘利大臣のような発言につながります。そうならない前に、基本的なことはしっかり学んでおきましょう。

ユーザーローカルの無料テキスト・マイニング・ツールを使ってみた

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ユーザーローカル、無料のテキストマイニングツール提供開始、自分のツイートもマイニング可能という、ニュースが出ていたので、早速試してみた。テキスト・マイニングは私の好きな分野である。

太宰治著の「走れメロス」をテキストマイニングした結果 太宰治著の「走れメロス」をテキストマイニングした結果

会社で変なエピソードがあるくらいだ。テキスト・マイニングを使って、自分の会社の机にあったUNIXのサーバーに全文検索システムNamazuを導入して、会社に怒られたというエピソードだ。社内のイントラに、wgetという、ロボット回して、Namazu入れて、イントラ内検索エンジン作ったんですが、社内のサーバーのトラフィック増えるとかで、なんとシステム部門におこなれる始末。うーん、インターネットではありえないルールだなと、思ったのを覚えています。その時に、社内の文章の文章解析したんですが、意味なく部署名が多く出てくるんですが、その表記揺れが多いことに驚いたのを覚えています。(実は、このプログラムを使って、しばらく競合のSEOルールを勉強したのだが、本当に一貫性がないことだけは明確になったんですが)

さて、そんな私が好きな文章解析、とうとう人のプログラムが無料で使える時代に。さっそく、私が参加している数学イノベーション委員会の第19回議事録という公的な文章を分析してみることに。まぁ、Open Dataの活用というやつですね。テキストをtxtファイル形式で作成したら、いよいよに行って、分析します。

数学イノベーション委員会(第19回)の議事録の共起ネットワーク

数学イノベーション委員会(第19回)の議事録の共起ネットワーク

当然、数学という言葉が多く出て、さまざまな発言と関連が一番多くなります。

数学イノベーション委員会(第19回)の議事録の ワードクラウド

数学イノベーション委員会(第19回)の議事録の ワードクラウド

この時は、ある先生の発表が主たる内容だったので、その固有名詞が多く出てきますね。

このように、テキストを形態素解析や構造分析を行うと様々なことがわかります。これはテストなんですが、実際には以下のような業務に私は使っているので、少し紹介しますね。

競合のSEO対策を理解しよう

競合や気になるWebサイトをtxt形式にしてダウンロードします。そして、いくつかのページをひとつのtxtファイルにして、このユーザーローカルのテキスト・マイニングのサイトに入れて見ましょう。自分のサイトと単語の出現頻度や種類は一緒ですか?

見慣れない単語はありませんか?Webサイトは公開されている情報なので、このような分析は誰でも気軽にできるわけです。

でも、これ前にも書いたように、あまりルールはないようなので、あまり真剣にやらないようにね。単語のヒントくらいです。

SNSの発言の分析をしてみよう

日本人は、古来から言葉遊びが好きな民族です。「顔用石鹸」→「花王石鹸」みたいな言葉遊びは多いですよね。

そして、そんな遊びはSNSでも残っています、特に、製品名がニックネームになっていたりしますよね。そんな探索のために、すべてのSNSを読んでいいれば良いのですが、時間がないときにはこのようなテキスト・マイニングを使いましょう。

良くSNSでは、ポジ、ネガを見ましょうと、分析の方が説明しますが、その後どうするの?と聞きたくなります。結局、SNSは個人の会話の集積なので、誰かが対話するしかないのです。理解促進や、誤解の解消には。分析では、誤解解消はされません。なので、どんな単語を使っているか、これが一番のヒントなんですよね。

最後に、やはりテキスト・マイニングが無料に誰でも使えるようになったのはすごいですね。ユーザーローカルさん、ありがとう。そして、今後誰か公的な辞書の整備をして頂けないでしょうかね。本当に、日本語は公的な誰でも使える辞書が少なくて、困りますよ。