2015年の日本の広告費のデータ分析#1です。まずは、前年比のデータを作ってみました。
まず、全体にいえることは、2015年の伸びは、2014年に比べて低くなっています。マーケティングの効率がよくなったのか、経済成長が良くないのかの因子分解は出来ていませんが、全媒体共通で予算の伸びが減っています。
そして、さらに良くないのは、インターネット広告費以外、すべてマイナス成長です。つまり、2015年、インターネットの広告がなければ、マーケティング、広告業界は悲惨な状況だったかもしれません。
媒体別で見ると、一番上の赤い線が、インターネット広告で、最下層が新聞の広告費の対前年比です。
インターネットの広告費の前年比のデータは、8.08%→ 12.13%→ 10.22%となり、2015年も10%成長です。一方新聞の広告費は-1.15%→ -1.83%→ -6.24%と、2015年は6%以上のダウンになっています。