就職について、考えみる。大事なのは会社?仕事?

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昨日、いつもと異なる内容のセミナーに参加してきました。「有力デジタルマーケッターが語る キャリアの築き方」というセミナーです。なんか、タイトル変だぞと思いながら、このセミナーにてお話しさせていただきました。「変」と思ったのは、「デジタルマーケッター」と「キャリア」には、ほとんど関係性がないのですが、それが並んでいるところです。でも、まぁ、それも自分の紹介なんだと飲み込んでセミナーに登壇しました。

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コーディネーターに、藤元 健太郎さん(右から2人目)、パネラーに 菅 恭一さん(右から1人目)と、奥谷 孝司さん(左から2人目)という豪華なメンバーで行いました。

セミナーの中で私の経歴も少し披露しました。そして、ぜひ一緒に考えたかったことの一つに、自分のビジネス・キャリアをいつまで行うのかという視点です。今まで、サラリーマンはこの問題に直面していませんでした。しかし、会社の経営者であれば、自分がいつまで会社をマネージするか決めるでしょう。プロ・スポーツ選手も、自分で引退を決めます。もちろん、農村で農業を行う方達も、海の漁師の方も、自分の引退を自分で決めます。しかし、なぜかサラリーマンは、定年という人から決められた条件で辞めていきます。

定年まで働けるというのは権利の一つであり、それが人生設計であってはいけないと思うのです。自分のビジネスからの引退は自分で決めて、自分で人生構築するものです。その人生設計が定年まで働くというのであれは、その通り行えば良いと思います。しかし、まだ設計していない(考えていない)のであれば、これから自分の人生の設計を行うべきなのでしょう。まずは、自分は何歳まで働きたいのかと。

そして、先に引退を決めれば、そこからBack Castingすることで、自分のキャリア設計を行いやすくなります。

私が転職した一つの理由は、私のビジネス・マンとしての定年は、65歳や60歳よりも若いと思っています。だから、ここ数年で、もっと働きたいし、他の企業のカルチャーも見たいし、勉強したいので、転職したのです。私も、引退の歳から逆算して、自分のキャリアを見つめなおしたのです。

そして、私のシニアの歳での転職で気が付いたことも、少しお話ししました。転職活動は確かに企業への入社試験です。しかし、会社選びではなく、仕事選びだということを忘れてはいけないのでしょう。つまり、大事なのは、「会社の名前」「仕事の内容」どちらかということでしょう。おそらく重要なことは、「仕事の内容」そして、そしてその仕事を行う価値ではないでしょうか。価値は自分としての価値でも、日本に対しての価値でも、さまざまあると思います。でも、価値を見いだせれば、結論は出るのでしょう。

日本は高齢化社会に入り、どんどん働ける時間は長くなります。だからこそ、自分のキャリア設計や人生設計は重要になってきています。そんなことを、このセミナーでは、皆さんと再確認しながら気づくことができました。

最後に、多くの方とセミナー終了後、お話をさせていただきました。本当にありがとうございました。そして、その中の何人かが「今、転職を考えています」と明るく話してくださいました。日本のビジネス・マンも変わってきたと思いました。そして、これだけ向上心のある方がいるのであれば、日本はもっと元気になると思いました。

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