大学の数学研究者に会いたい方は、ぜひ公開シンポジウムにいらしてください。私もいますので。

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さて、先週1月14日の、NHKスペシャル「シリーズ MEGA CRISIS 巨大危機 ~脅威と闘う者たち~
第3集 ウイルス“大感染時代”  ~忍び寄るパンデミック~」を、ご覧になりましたか。未知のウィルスの存在や、その伝播というか、感染拡大について取り上げた番組でした。この番組の中で、ウィルスの感染のシミュレーションや予測に、北海道大学の西浦 博 教授の、研究が取り上げられていました。ここで使われていたのが、「感染症数理モデル」という、数学です。いまや、医療の現場でも、多くの領域で数学が積極的に使われるようになりました。

もちろん、企業でもData Scienceの強化は待ったなしの状況で、私のところに多くの相談を頂きます。そして、よく分析・モデル作りの能力不足を、伺います。そこで、以前からお話しているように、アカデミアとの協働取り組みをお勧めすることがあります。とはいえ、多くの方が大学をきちんと卒業しているのにも関わらず、かなり大学から疎遠になっており、大学の門を再度通ることに不安感を覚えている方が多いのではないでしょうか?

そこで、今回は以下の公開シンポジウムをご紹介します。ただし、締め切りが1/27と迫っていますので、ぜひ興味のある方は、忘れずにお申し込みください。

CREST・さきがけ・数学協働プログラムの合同シンポジウム 数学パワーが世界を変える

CREST・さきがけ・数学協働プログラムの合同シンポジウム 数学パワーが世界を変える

セミナー「CREST・さきがけ・数学協働プログラムの合同シンポジウム 数学パワーが世界を変える」というものです。これは、数学と諸科学との連携、さらに数学と産業界との連携について、報告、議論されます。どのように、大学の数学研究者と一緒に取り組めば良いかのヒントが得られると思います。

最後の産業界との協働では、実際に企業の方で、大学と共同研究を行われている方が登壇します。企業としては、

  • アビームコンサルティング株式会社(私)
  • アリッツ株式会社
  • 株式会社デンソー

の方が、登壇されます。そして、このシンポジウム北海道大学の西浦 博 教授もご講演されます。なお、私は、2/11の午後から、2/12の最後まで出席します。もし、参加される方で、知り合いがいないと心細くなる方は、ぜひ私を探してください。適宜、アカデミアの方を東大の客員教授としての役割でご紹介いたします。

なお、数学が産業界で活用されている事例については、以下の本にまとめられていますので、興味のある方はごくごく一部の例ですが、参考にしてみては如何でしょうか?

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数学は役に立っているか?

企業の中は、どこも人材不足です。ぜひ、このように大学という研究機関とのコネクションから、新しいData Science、数理モデルへのアプローチを行ってみることを考えてみては如何でしょうか?このシンポジウムの申し込みはこちらから出来ます。

 

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