2016年度のマーケティング部門の予算に、Cloud Computingの予算確保していますか?

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コンサルタントになって、早くも5ヶ月が経った。コンサルタントは、多くの方にさまざまな質問をされ、さまざまな議論をする性格上、過去の体験してきたマーケティングのフレームを、再度、論理的に漏れのない体系にするために、再度過去読んだマーケティング本や、Videoを見返している。

今日もその活動の中で、近年起きているマーケティングをとりまく環境の変化として、Userのメディア接触方法と、マーケティング部門のCloud Computingが対等に語られていた。ICTの技術変化は、消費者や顧客の側にもおきているが、確かに企業の中にも起きている。

P&G 本社の経営会議室、様々なDataにもReal Timeにアクセス可能

P&G 本社の経営会議室、様々なDataにもReal Timeにアクセス可能

でも、Cloud Computingが、マーケティング部門にどのような意味があるかはあまり議論されていないと思う。特に、C-levelの方たちとは。Cloud Computingにより、多量のデータの保管と高速な計算環境を、誰でも安価に手にすることが可能になっている。しかし、多くのマーケティング部門の役員の方は、このことを知らない。上記のP&Gの役員会議室の写真を見て欲しい。(出典:P&G Turns Analysis Into Action)経営者の会議室で、SASなどを活用して、さまざまなデータをその席にいながら確認することができる。

日本のマーケティングの会議でよくあるのは、
担当者:「今月の売り上げのデータをお持ちしました。今月も、予算を上回る実績になりました」
担当役員:「ありがとう。そうか。予算達成ね。ところで、その15日にある、ピークは何?」
担当者:「すみません、そこまで分析できていませんでした。戻って分析して、次月の報告会で、再度ご説明いたします」
担当役員:「よろしく、頼む」

みたいな会話ではないだろうか。実はこの会話、Cloud Computingをマーケティングのデータ分析に活用していれば、その場で解消され、もっと良い作戦を考えられるかもしれない。

もっと、マーケティング部門では、IT部門を巻き込んで、マーケティング部門のITを革新する時がきていると思う。そして、Data分析は早く、作戦立案は思慮深く行うほうが良いのではないだろうか。多くのマーケティングのプロセスを、Cloud Computingも活用することで、精度が高く、そしてよりクリエィティブなマーケティングを行えると思う。

今求められているのは、「デジタル・マーケティング」ではなく、「MarketingのDigital化」であり、マーケティング・プロセスの革新だと思う。私自身もそのように考えて、ABeamにおいて、多くのお客様の支援を行っている。

最後に再度皆さんに確認したい。「2016年度のマーケティング部門の予算に、Cloud Computingの予算確保していますか?」。答えがNoなら、まだ遅くない、2017年度にマーケティングを革新するために、今からCloud Computingと自社のマーケティングの関係を考え、Cloud Computingの長所を活用することを検討してみたら、どうだろうか?

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