アフォーダンスとUI/UX。アホーダンスではありません。

標準

コンサルタントになって、4ヶ月が経ち、今まで以上に情報システム関係の方とWebサイトの会話をすることが増えてきた。そして、IT部門の方が、Webサイトのデザインに興味を持ち、改善をしたいと思っていることも理解した。

ようやく、情報システム関係の方にも、UI/UXという言葉が広まったのだろうか。User Interface。User Experience。という言葉。

User Interfaceというのは、文字通りUserがある目的のために、操作やオペレーションをするために使う画面や境界などの設計である。車のハンドルは、車という機械に、行きたい方向を伝えるInterfaceである。

一方、User Experienceというのは、その操作自身にある快適さや、楽しさなどの感覚を伝えることまで設計しないといけない。例えば、車のパワーステアリングの場合、速度によってハンドルの重さ(回しやすさ)が変わるが、これはUser Experienceの設計を行っている。このExperienceは人の直感との結びつきも高いので、UI以上に設計は難しい。人をきちんと理解していないといけないのである。

ux-umbrella

そして、そのUXの設計のヒントになる言葉として、今日は「アフォーダンス」という言葉を考えたい。affordanceとは、モノに備わった、ヒトが知覚できる「行為の可能性」と定義されている。例えば、木の切り株を見たら、椅子のように座りたいと思うし、急須の取っ手を見ると、持ちたいと思うなどの、「そのモノ」から連想される「アクション」のことである。

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このアフォーダンス。少し気にすると、今のWebサイトの設計の問題点が見えてくる。ここクリックしたいとに、クリックできない。フォームの入力の次には、送信ボタンがあるべきなのに、「クリア」ボタンが先にあるなど。実に、アフォーダンスを無視したページが多いことか。

このように、アフォーダンスを理解して、Interfaceを設計することは、技術以上に人の認知や自然と出る行動を理解しないといけない。そして、このアフォーダンスも変化する。最近の子供が、自宅のテレビでpinch in/pinch outする行動がみられるのは、タブレットで遊んだ経験から、自然と身についたアフォーダンスである。

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このように、UI/UXの設計と言うのは、科学といっても「人の認知・心理・行動科学」などの知識が必要であり、情報システムの持っている知識と異なる。

IT部門が、プラグラムが出来て、Interfaceを作ることは認めるが、Interfaceを設計するプロでないことを認めて欲しい。そして、Interface設計のプロが世の中に沢山いるのであるから、協働することを考えてもらいたい。そして、その初めに多くの大企業の社内システムのInterfaceを直すことからはじめてもらいたい。このことにより、どれだけ日本の生産性が高くなるのか。今は、かなり「無駄なInterface触る時間」が労働時間に含まれているはずだ。

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アフォーダンスの発見―ジェームズ・ギブソンとともに

 

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