DMMといっても、DMM.comのことではない。あ、タイトルの「アダルト動画配信、オンラインゲーム、ライブチャット」は、DMMをググった時に、www.dmm.co.jp/top/の検索結果に出る説明文の一部です。そして、ここで話したいDMMは、このことではない。1/27のABeamのセミナーで、私が説明したDigital Marketing Managerのことである。Digital Marketing Manager、略してDMMである。
私は、セミナーでさまざまなお話をさせて頂いた。内容は、すべて動画に記録して、ABeamのYouTubeチャネルに公開させていただいた。この動画の、Part4で、DMM (Digital Marketing Manager)の話をさせて頂き、提案をした。この中で、DMM (Digital Marketing Manager)の定義を以下のように行っている。
- Marketing部門のManager
- Marketingのあるべき大きなVisionを決められる人(例:マス・マーケティングの脱却、SKUの拡大を行えるMarketing、ダイレクト販売&ダイレクトコミュニケーション)
- MarketingのVisionに向かって、MarketingのDigital化を推進する(Digital Marketingの推進ではなく、MarketingのDigital化であることに注意してもらいたい)
日本では、CMO不在と長く言われており、ほとんど事実いない。そこは、問題であるが、他の解決策も模索すべだろう。批判だけからは、解決は生まれない。そして、大きな解決が出来ないからといって、今出来る小さな解決を行わないのも良くないと思う。
そして、DMM (Digital Marketing Manager)の提案を行ったもう一つの理由もある。今までDigital Marketingは、新しいアドテク・ツールに振り回されすぎてきたとも思う。アドテク・ツールは、ツールであり、必要なときに使うものである。むしろ決めていないのは、今行うべきMarketingではないだろうか。Webサイトの高度なプログラムやアプリの導入よりも、普段のMarketing部門のデータ分析の強化が必要な組織もあるだろう。ある企業では、CRMを導入したが、事業部門ごとに導入してしまい、その統合が急務かもしれない。しかい、何を行うかは、MarketingのVisionに基づくべきであり、ツールの流行に合わせることではないだろう。そのためには、MarketingのVisionが必要だろう。
現在、「絶対的なCMOの不在」「Marketingの中・長期のVisionの欠落」という大きな2つの課題があり、それを解決する一つの方法として、DMM (Digital Marketing Manager)を提案した。
中間層のManagerが、もっと強いリーダー・シップ発揮する。そして短気ではなく、中・長期のMarketing Visionの策定から行う。極めてシンプルだが、道のりは険しいかもしれない。しかし、コンサルタントとして提案した背景には、支援策は持っている。
さて、DMM (Digital Marketing Manager)を提案した今、この考えについて、多くの人と議論したい。ぜひ、気軽にこのBlogのコメント欄や、FacebookのRupuRupuの投稿欄で、また時にはFace 2 Faceで、議論したい。ぜひ!
そして、今回のセミナーは全部で5つのPartに分かれていますが、他のPartについても、適宜ここで背景をご説明したいと思っています。ぜひ、引き続きお付き合いください。
DMM、ある意味とても覚えやすい略称ですね。
(記事のURLが、「安心してください、アダルト動画」で途切れてて安心できない笑)
個人的には、「マーケティング部門」そのものの不在を感じることがあります。日系の企業(特にB2B系?)だと、マーケティング、という名前ではなく、
「○○企画部」という名前の部署がマーケティング機能を担っていることが多いですが・・・
商品企画ばっかりやってたり、経営報告用の数値遊びに終始してたり、営業との予算の取り合いに全力注いでたりすることも多い印象です。
まずDMMがMarketing Visionを示すところが起点だと思いますが、絵に描いた餅に終わらせない、Visionを実現する組織体制についても考えておきたいですね。
Visionが良くても、現場が他の作業に忙殺されているようでは実現に結びつかないような気がしています。
(最初はコンサルが実行支援でもいいとは思うのですが・・・)
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