Tokyo Olympic 2020と放送・通信

標準

みなさんは、平成27年版の情報通信白書をご覧になっただろうか。昔は、この情報通信白書で、インターネットの普及率を確認して、自分たちのWebサイトのアクセス予測を立てたりしましたが、確かに、最近はあまり見なくなりましたね。

この白書の第2部第4節は、「オリンピック・パラリンピックとICT」というタイトルになっています。

1964 東京オリンピック

1964 東京オリンピック

1964の東京オリンピックは、世界初の「テレビオリンピック」。カラー映像でのテレビ中継が、このオリンピックから始まり、日本でのカラーテレビの普及が進む。そして、オリンピック初の衛星放送による生中継もこの1964東京オリンピックからである。

長野大会

長野大会

1998年の長野大会では、「インターネットの本格活用」がされたオリンピックであった。

そして、2012年のロンドン大会は、「史上初のソーシャル五輪」と情報通信白書の中ではまとめられている。

では、2020年の東京オリンピックはどうなるのか。白書の中では、総務省らしく、「4K・8K」の普及としている。いや、それも楽しいのだが、もう少し面白いことはないだろうか。

そこで、私が提言したいのでは、映像のレイヤー化である。つまり、生中継の映像に、解説や他のレイヤーを重ねる方法である。どんなものか少し紹介しよう。これは、ACC CM Festival 2015でも受賞した作品である。

このニコ生超会議の相撲では特殊エフェクトで臨場感を高める映像を作っている。このように、エンターテインメントにする可能性もある。いやまじめにスポーツ解説してほしいという場合には、

このFencing Visualizedのように、リアルタイムに映像で解説する方法もあるだろう。今まで、音声の解説はあったが、映像の解説は、あまり増えてきていなかった。このような方法を使い、この追加されたレイヤーを広告主のスポンサード枠として販売すると、広告枠も増える。事実、地上波デジタルテレビでは、実質1波しか使われていないわけで、使っていない波で、この合成映像を流すのはどうなのだろうか。

IoTとスポーツの関係も近づいている。2020東京オリンピックは、全く違う映像の作り方に挑戦し、新しい広告モデルを作るのはとても面白いとおもうのであるが。

みなさんは、どう思うだろうか。

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