Direct Summit 2015参加終了。来週もad tech Kansai 2015ですが。その前に、考えようDigital 環境の進化

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今年日本で初開催となった、Direct Sumit 2015が、9/9のオプショナル・ツアーも含めて終了となった。会場では、ダイレクト・マーケティングを行う理由や、製造業が行えるダイレクト・マーケティングと、流通業が行えるダイレクト・マーケティングの違いなど、相互に議論があり、非常に実りの多いイベントとなった。

ラウンドテーブル・ディスカッションで進行役をした私

ラウンドテーブル・ディスカッションで進行役をした私

そして、その後の帰りの飛行機の中でふと気づいたことがあり、ここで披露したい。そして、皆さんからの意見を伺いたい。意見は、私のSNSにコメントしていただいても良いし、来週のad tech Kansai 2015で、Face 2 Face で話ができれば、もっと良い。

議論したい背景は、ダイレクト・サミットの期間中、ダイレクト・マーケティングの進化を前提に議論してしまったように思うことに由来する。もちろん私たちも進化するが、お店もDigitalを活用して、接客の中のコミュニケーションは変わるし、もっと変わるのは消費者の情報接触、商品探索のDigital化かもしれない。

実際に、私がリードさせて頂いた、ラウンドテーブル・ディスカッションで行ったテーマは「オムニチャネル」への取り組みであった。その議論の背景に、参加者の多くがEC・通販で商品を届けてもらうことが便利との考えを持っていたと思う。でも、これから既存流通が今まで以上に、配送の充実をはかり、たとえばAmazonのように、お店から12時間以内配送など行えるようになったらどうだろうか。そして、お店に行く前に、見たい商品を実際に指定して来店するようなサービスが増えたらどうだろうか?(実際には、松屋銀座がこのサービスを開始している。)

そして、消費者も変わる。次の動画を英語だが見て欲しい。

世界最大級のガラスメーカーの作ったこの動画は、消費者の情報接触方法が大きく変わることを、見せてくれている。この動画を見ると、消費者は、自分の好きな情報探索方法や形式で情報を求めて、製品を探索・購入すると思える。

これを見ると、今の既存製造業のビジネスを維持したまま、製造業がダイレクト・マーケテインンぐに参入することに矛盾も感じる。消費者は自分にふさわしいものを探したいのであり、既存製品ラインから自分にふさわしいものを選択したいのではないからである。

つまり、今まではBetterなものを探すのが消費者の基本購買行動だった。これからは、その精度はさまざまあっても、Bestな商品を、もっと言えばカスタマイズも含めて探したいのだろう。つまり、すべてのカテゴリーで、Easy OrderやBTOが選ばれる可能性があるのだ。

このように推論していくと、ダイレクト・マーケティングの行きつく先は、顧客とどのように直接対話し、どのようなサービスを顧客ごとに直接提供するかであり、大量に販売するための販売チャネル対策でないことを、痛感したのである。

来週も、ad tech Kansai 2015が開催される。ここでは、新しいマーケティングの話、コミュニケーションのためのクリエィティブなど、多岐にわたるTopicsの情報交換が行われる。もちろん、このような基礎的な内容を、理解し議論することは必要である。

そして、その傍ら自分たちの事業が、消費者とともに、Digitalを使ってどう変わるのかということも考えないといけない。

マーケターだけが、Digitalを活用するのではなく、消費者もDigitalを使いこなしているのである。きちんと、消費者の環境変化も推測しながら、自分たちのビジネスを考えないと足元が揺らぐのかもしれない。

私は、ad tech Kansai 2015で、[ B-8 ] データ活用とオートメーション化による近未来メディアプランニングとはに登壇するが、初日の「Opening Night Networking Party」では、ぜひこのようなことも含めて、意見交換をしたい。意見・アドバイスのある方は、ぜひお話しさせてください!!

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