前回のBlogの記事「実務で使う統計手法は、5つ。すごい、そんなシンプル?」は、大変話題になり、公開2日間で、20,000PVを超えるアクセスになった。
はてなブックマークでは、約1000人の方が話題にしてくれたし、GigaZineでも、9月2日のヘッドラインニュースとして取り上げられた。
そして、直接読んだとの感想も頂き、私としては嬉しい限りである。その中で、ソフトとして「R」を取り上げた。そこでは、「R」の紹介だけだったので、少しマーケッターの方向けの情報を、ここで紹介したいと思う。
まずは、Markezineのサイトには、「R」に関するまとめのエントリーがある。「実践!WebマーケターのためのR入門一覧」には、ソフトのインストールの方法から、基本的な分析やグラフの作り方まで解説があります。
ネットのページよりも、手許に本を見ながら読みたいという方におすすめなのは、多少高いのですが、共立出版の「Rで学ぶデータサイエンス」シリーズから、
「マーケティング・モデル (Rで学ぶデータサイエンス 13)」( 2010/12/8)里村 卓也 (著), 金 明哲 (編集)
を、おすすめしたい。この本では、実際にRのプログラミングについても多くの部分が割かれており、初心者でもわかりやすい校正になっているだろう。この本を読んで、理解できたら、他の共立出版の「Rで学ぶデータサイエンス」シリーズを読んでみても良いだろう。
なお、この2人が書いた最近の本では、「 マーケティング・データ分析の基礎 (シリーズ Useful R 3) (2014/10/24)」里村 卓也 (著), 金 明哲 (編集)という本も出ている。この「シリーズ Useful R」というのは、先の「Rで学ぶデータサイエンス
」の後継のシリーズであり、より理論から応用によったシリーズになっている。
これだけ、このように「R」を使ったマーケティング分析を行うためには、必要な情報がかなり充実している。また、ユーザーも多くなったので、マーケティングに特化したRのOff会などがあっても良いのかもしれませんね。
「マーケティングに使うRのための本紹介。今からでも遅くない。そして、簡単なものも。」への1件のフィードバック