今日は、8/31である。一般的に、東京では小中学生の夏休み最終日だそうだ。私は、札幌育ちなので、夏休みはお盆が終わる、8/18頃にいつも終わるので、9月とともに新学期といわれてもピンと来ない。
さて、夏休み最終日といえば、宿題の締め切りである。そこで、思い出したことがある。企業のWeb担当者は、自分で簡単なHTMLを書けるのであろうか。アドテクノロジー好きな広告主は、Cookieの仕組みを理解しているであろうか?
この私の、WordPressで作られているBlogも、ソースを見れば、HTMLで書かれている。
HTML
HyperText Markup Language(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)
とは、Webのページを、ブラウザーが文字や図を表示させるために作られた言語である。1989年に登場したこの言語である。初期のころの歴史は、W3Cのサイトに詳しく書かれている。初期のころのHTMLには、命令できるコマンドが少なく、この「千葉麗子とつくるインターネットホームページ―世界一やさしいHTML入門」では、なんとHTMLのコマンドは、見開き2ページ分しかない。
私の家には、なんとこの本に、監修の伊藤譲一さんにサインして頂いた本があるのだが。
さて、簡単なHTML、たとえば、
<body><h1>
私の主張</h1>
<h2>
序論</h2>
<p>まず私のいいたいことは…ということだ。</p> <p>次に言っておくべきは…なのだ。</p><h2>
本論</h2>
<h3>
いいたいことその1</h3>
<p>最初の点をくわしく説明しよう…</p> ... </body> </html>
くらいは、何も見ずに、企業のWeb担当者は書けるのであろうか?ここの<h1>とか<h2>というものが、SEOの文字の含有量計算に使われる、重要な文字の大きさ指定なことも、わかっているだろうか?
今や、確かにHTMLの要素は複雑になり、そして、CSSや、JavaScriptも理解しないと、きちんとしたWebページはできない。でも、基本的なHTMLの文法や簡単なコマンドは覚えておいて損はないだろう。
例えば、「30分間HTML入門」とか、参考に少し覚えてみるのは、動だろうか。
次に、Cookieについてはどうだろうか。Cookieは、個人情報になるのとか、Cookie使えなくなるから、アクセス・ログ取れないとかという、会話によく出てきますが、Cookieの仕組みは理解していますか?
こちらは、Cookie制御のプログラムを書ける必要はないでしょうが、仕組みは理解した方が良いですね。この正しくは、HTTP Cookieは、1994年の登場以来、さまざまな議論をされながら、発展してきました。基本は、Cookieというものは、実態があり、各自のパソコンにデータとして保存されています。
この各自のパソコンにデータとして保存されるということから、何人かの人が気持ち悪いがり、初期はCookie反対との意見も多くありました。また、何が保存されているかも、多くのユーザーには見えないので、それも議論になりました。
等を読んだり、身近なWeb Programmerに教えてもらうのが良いでしょう。このCookie、個人情報保護の問題にも絡んで、Webの担当者はきちんと理解しないといけないでしょう。
きちんと理解しないまま、ことにあたると。
「厳重なファイアウォールで隔離されている」
という、甘利大臣のような発言につながります。そうならない前に、基本的なことはしっかり学んでおきましょう。