夏休みを頂いているので、HDD(Hard Disk Deck)に取りためしていた、NHKのSuper Presentationを見ている。その中の、Thomas Hellumさんの「The world’s most boring television and why it’s hilariously addictive」は、YouTubeなどの、ネット動画のコンテンツを考えている私にとっては、とても参考になった。
この話、ノルウェーのテレビで、時間軸に対して一切編集を行わない、Slow TVという新しドキュメンタリー番組の説明である。以下の動画を見ていただきたい。
いや、最後まで見ると7時間の番組であるので気をつけてほしい。ノルウェーの山岳鉄道の始発から、終点までの全行程を中継した番組である。
Thomas Hellumさんが、Ted Talkの中でも説明ているが、このSlow TVという番組の手法は、時間軸に対して全く編集がない。もちろん、さまざまなカメラー割りや、特殊な撮影を用いており、映像は綺麗である。が、飛ばしてみることは出来ず、逆にそれ故に臨場感や、参加感が出てくるのであろう。
さて、話をYouTubeに戻そう。YouTubeでは、BrandLabという動画に関するワークショップを開いている。この中で、広告主が、コンテンツを作るストラテジーとして、3Hという概念がある。Help,Hub & Heroである。(Helpを以前は、hygieneといった )このことは、オムニバスの山本社長との対談に上手に収めていただいたので、そちらを見ていただきたい。
このワークショップでも、実はYouTubeに最初に公開された、Me At the Zooという動画が話題になる。
この、2005/4/23に公開された19秒の動画は、実に多くの再生回数を誇る。そして、なぜこの動画が見られるのかの理由はよくわからない。
しかし、Thomas Hellumさんの「The world’s most boring television and why it’s hilariously addictive」のプレゼンを聞いたあとに、以外と共通項は「時間軸無編集番組」つまり「Slow TV」かもしれないと思った。
テレビでも実現している、「時間軸無編集番組」つまり「Slow TV」は、意外とネットの動画でもひとつのジャンルになるのではないだろうか。
事実、以下の小動物の映像などは、本当にずーっと見たくなるのである。Denne lurte nesten alle