NFL(National Football League)の各チームのキャンプがスタートしました。
ここでは、少しNFLファンのためではなく、Sports MarketingとしてのNFLのCampについて書きましょう。
NFLのキャンプ期間は非常に短く、約1ヶ月です。日本の野球のキャンプは、2/1スタートで、3月末に試合開始になりますから、それよりも短いです。NFLのキャンプのスケジュールは、全チーム当然公開されています。面白いのは、複数のチームでの合同キャンプもあります。
この期間の短さから、ファンの注目も集まり、各チームこのキャンプを公開しています。そして、各チームキャンプのファン用のツアーなども用意しています。例えば、New York Jetsのキャンプのチケット・ページを見てみましょう。キャンプににMicrosoft Surfaceのスポンサーもついいたりして、キャンプというイベントを最大活用しています。
もちろん、キャンプが始まると、NFLNETWORKという、NFLが保有の放送局でキャンプの番組が始まります。今、私もアメリカの放送をインターネットを使って見ています。TRAINING CAMP PRIMETIMEという、3時間のキャンプ番組では、全32チームの毎日のキャンプの情報を放送します。この番組のスポンサーは、三菱自動車です。
更に、キャンプ用の各チームのアパレルなど、チーム・グッズが作られ、一斉にOn Lineやキャンプ開場で販売されます。
そして、もう一つキャンプを魅力的にしているのは、選手には酷な話ですが、キャンプの1ヶ月間で、最初の3週間で、90人→75人、そして試合直前までに53人までに絞らないといけません。つまり、選手はサバイバル・ゲームに参加しています。ファンは、どの先週が残るか、残って欲しいかも注目なのです。
このように、NFLのTraining Campは、
- 各チームはファンが楽しめるサービスを提供
- リーグとしては、放送やグッズを使ってエンハンス
- 魅力的な(酷な)選手のサバイバル・ゲームである
など、さまざまに考えられているのです。
日本の野球も、キャンプを最近はCATVで放映などしていますが、もっとファン獲得のため、話題作りのためにさまざま考えると活性化するのではないでしょうか?