NFL 2015の開幕まで、もう少し(2ヶ月を切った)なことは、前のBlogでも触れました。今日は、今年からアメフト(アメフット/アメラグ ともいう)を見る人のために、選手の応援の仕方を少し書きましょう。
このVideoの選手はDarrelle Revis(ダレル・リービス)という選手で、New York Jetsの守備(Defense)選手です。カッコいいでしょう。まぁ、カッコよさで選手を選ぶのは主観的な話なので、ここでは、Data Scientist風に、選手をデータから見る(選ぶ)方法を、紹介しましょう。
NFLでは、すべての選手の活躍の記録が、NFL.comのサイトで公開されています。このサイトのSTATSというメニューになります。
さて、このDarrelle Revis(ダレル・リービス)のデータのページを開けてみましょう。DEFENSIVEという欄があります。一番、右にシーズンの年、その横に所属していたチームがあります。
次に、[G] [Comb] [Total] [Ast] [Sck] [SFTY]とあります。
[G]は、出場ゲーム数です。年間のレギュラーの試合は全部で16試合ですので、その中で何ゲーム出場したかわかります。
[Comb][Total][Ast]は、この選手は守備の選手たので、アメフトのボールを持っている相手の選手を何回タックルして止めたかです。[Comb]は、合計。[Total]は、この選手がメインで行ったタックル。[Ast]は、タックルのアシストの回数になります。
[Sck]は、ボールを持ったクォーターバックをサックと言って、止めた回数。
[SFTY]は、相手のゴールで、ボールを持った選手を止めた回数になります。
大体ここまでの数字で、この数字が大きい選手を探せばディフェンスの良い選手が探せます。
2014年のタックル多い選手リストもすぐ見ることが出来て、一番多い選手は、カロライナ・パンサーズのLuke Kuechly(ルーク・クエッチリー)で、なんと153回です。試合数が16ですから、試合平均9回程度タックルしています。とても多いというか、そんなにタックルしても壊れないタフな選手でもあるのでしょうね。
NFLの面白さは、このように多くのデータを見ながら、チームや選手を応援できます。
NFLの選手のデータは、他にもさまざま公開されています。
http://www.footballdb.com/stats/
や、選手の契約金を公開している、
なんかもありますね。
Data Scientistには、とても面白いスポーツNFL。ぜひ、今年はデータを使って観戦してみるのはいかがでしょうか?
ちなみに、スポーツとデータ分析は本当に重要で、アメリカでは書籍も出ていますよ。
Analytic Methods in Sports: Using Mathematics and Statistics to Understand Data from Baseball, Football, Basketball, and Other Sports
そうそう、NFL 2015のDARRELLE REVIS(ダレル・リービス)は、活躍するのかって。ここ数年、タックルは50回程度行えており、それはあまり変わっていないので、そこは大丈夫でしょう。しかし、実は、上で説明していない[Int]というデータが下がっています。これは、インターセプトの数字で、パスを横取りした回数です。この数が減ってきているので、やはり走行力・跳躍力が下がってきていることもあり、昔ほどの活躍はしないのでしょうね。
と書きつつも、NFLは、チーム・プレーでもあり、どのようなディフェンスを今年するのかで、このデータも変わりますね。そう、NFLとデータ分析は、このように完全にシミュレーション出来ないのも、その面白さだったりします。
どっちにしても、私は主観的にも、客観的にもNFLを楽しみます!!!