2014年11月13日に、Web広告研究会では、「第2回Webグランプリ 企業グランプリ部門 浅川賞優秀サイト」を発表しました。リリースにもあるようにWebのアクセシビリティに配慮されたサイトを表彰する賞です。
そうですね。Webサイトは、もともと「知の交換」のツールですよね。Tim Berners-Lee さんが、1989年に研究者の論文や情報などを交換するために、開発されたものです。そして、コンピューターで表現されるわけで、文字を音声に変えることも可能であり、実は多くの人に簡単に情報をつたえらえるのが、Webサイトの良さでもあります。
しかし、マルチメディアの歴史が始まってから、表現技術と、ユーザービリティーのバランスの問題は常に起きています。
なんと、私が浅川さんにお会いしたのも、そんな折、「情報バリアフリー・フォーラム1998」として、最初にパネル・ディスカッションに参加したのです。「パネル・ディスカッション-視覚障害者のWeb Accsessを考える-」
コーディネーター:大村 朋子氏(NHK報道局衛星放送部)
パネラー :本間 充氏(花王情報作成センター)
:井上 実干氏(朝日新聞電子電波メディア局)
:影山 工氏(ヤフー株式会社)
:塚原 幸雄氏(国立福岡視力センター)
:志摩 哲郎氏(英寿鍼灸)
デモ–音声ブラウザ開発者:淺川 千恵子氏(日本IBM)
という、豪華なメンバーに加えていただき、Webのユーザービリティーについて討議したのでした。
それから、15年もたつのですが、この問題は、継続的な問題であり、この浅川賞は、Webサイトの歴史とともに継続される賞なのでしょう。ちなみに、この浅川賞も、12/4の贈賞式では、グランプリが発表されます。こちらも、こうご期待です。