ad tech San Francisco 2014初日終了

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ad tech San Francisco 2014が先ほど終了しました。今回も刺激を受ける情報が沢山です。

Key Note: Tim Armstrong

Key Note: Tim Armstrong

今年のテーマの一つに、Programmaticがあります。Internetの広告では、Programにより、購入する広告が増加しています。この講演の内容の詳細は、まだきちんとまとめていないので、それに関連する、2つの事象について、解説したいと思います。

このProgrammatic を理解しないといけないのは、InternetのCloud化というのは、実は他の産業領域でもたくさん起こっていることを理解しないといけません。

一つ目は、電力のUtility化です。みなさんは、今電気を、自家発電をしていません。コンセントから、好きな量(もちろん契約の範囲で)の電気をいつでも使うことができます。しかし、初期段階では、GEが自家発電機を売っており、工場などが生産を倍増するには、自家発電機を2倍にしないといけないという状況がありました。しかし、電力が、水道のように使えるようになり、工場の生産計画は、需要を考えながら造ればよくなるだけでなく、工場の初期コストもやすくなりました。このことは、それまでの、「電力から生産数を決める」状態から「需要を予測しながら、無駄のない生産数を決める」状態になり、データを使った生産計画の精度が求められるようになりました。これが、一つのProgrammaticの事例です。そして、データを使ったProgramの事例です。関連資料のなかのInternet Cloud関連の「クラウド化する世界」にこのことが、詳細に書かれています。

もう一つは、船の輸送です。船の輸送では、今ではコンテナという箱が使われいますが、それまでは、船に毎度違う姿で荷物を積んでいました。しかし、船に積む荷物をコンテナにしまってもらうだけで、船への荷物の積み下ろしが格段にシンプルになり、そしてコンテナを統一規格にすることにより、どの港でも同じ積み降ろしができることになりました。このことは、船による輸送のコストを格段にさげ、オペレーションが単純になったことで、どの港でも、同じ規格のクレーンで、積み降ろしをすることができるようになりました。これは、2つめのProgrammaticの事例です。運用を統一にすることにより、一つの汎用Programで、できるようになったのです。こちらも関連資料のなかのInternet Cloud関連の「コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった 」に、書かれています。

今日のキーノートでは、この2つ目の話しか比喩しか出てきませんでしたが、広告のメディアの買い付けではこの2つのProgrammaticを真剣に考えることができるようになり、取り組むべ時が来たのでしょう。広告のKPIに合わせてデータを見ながら、広告の配信方法を柔軟に変更できるようにする。そして、広告の取引を媒体ごとに異なる運用ではなく、同じ運用で行う。このためには、広告主がこのProgram作りを真剣に考えて、提案をしないといけないのでは、ないでしょうか。

そんな刺激一杯のad tech San Francisco1日目。勉強会でも真剣な議論もできました。さぁ、明日も元気に、意欲的に参加してきます。

 

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